2010年 ブリヂストンオープンゴルフトーナメント
期間:10/21〜10/24 場所:袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コース(千葉)
遼、全力スイングで一変! 8バーディの猛チャージ!
「ブリヂストンオープン」最終日を迎え、石川遼にようやく躍動感が蘇った。この3日間は調子のバロメーターであるドライバーの不調に苦しみ、スコアメイクもままならない展開が続いた。対して、この日は飛距離、方向性ともにドライバーが絶好調。その相乗効果か、アイアンとパットも噛み合いを見せ、8バーディ、ノーボギーと猛チャージを見せた。
「100パーセントに近いくらい、思い切り振ろうと心がけてドライバーを打った。この3日間と比べ、見違えるように良くなった」と、3日目までとの違いを明かす。「クラウンズ当たりはもっと振れていたし、取り戻そうと思った」と、世界最少ストロークの「58」をマークした絶頂時の姿をイメージ。「今日は納得の行くラウンドだった」と、この日の会心のプレーへと繋げた。
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最終的に、通算9アンダーの22位タイで終了。だが、成績以上に大きな手ごたえを掴んだ。「これまでもがいてきたけど、最後の最後できっかけを掴めそうなプレーができた。これを忘れず、来週へと繋げて行きたい」。その次戦とは、2年前にプロ初タイトルを手にした「マイナビABCチャンピオンシップ」。今週、カットラインギリギリで滑り込み駒を進めた決勝ラウンドで、思い入れの深い大会へと繋げる流れを呼び込んだ。
先日、繰り上がりにより出場が決まった世界ゴルフ選手権「WGC HSBCチャンピオンズ」(11月4~7日)に向けても、「今のままではダメだと思っていたけど、今日は良いプレーができたしすごく楽しみ。(出場が)決まって良かったと思えるようになりました」と、全てのモヤモヤを吹き飛ばす、意義深いラウンドとなったようだ。