最終18番をバーディで締めくくった石川遼。ノーボギーと調子は上向き

国内男子ツアー「コカ・コーラ東海クラシック」で、初日にイーブンパーの15位タイとまずまずのスタートを切っていた石川遼が、2日目は4バーディ、ノーボギーのラウンドで通算4アンダーの4位タイに浮上した。

スタートの1番で3mのバーディパットを沈めた石川は、2番パー5もピン4mのバーディチャンスを迎えるが、ここは決まらず。続く3番では5mを沈めてスコアを伸ばす。さらに5番パー5は、この日もピン手前に1オンし、4mで上りのバーディパットをしっかりと決める。

＜＜　下に続く　＞＞

中盤から後半にかけては、チャンスもあり、ピンチもありという内容だった。4、5mのバーディパットは微妙にずれてカップをすり抜け、逆に2、3mのパーパットを3回決めてピンチを凌いだ。

そして迎えた最終18番。初日はラフに負けた格好でグリーン右手前の池に入れてしまったが、この日はスーパーショットを繰り出した。この日も右サイドのラフからとなった第2打はピン方向に真っ直ぐ飛び、ピンの手前でバウンドすると、ピンをすり抜けて1.2m奥で止まった。

下りのバーディパットを慎重に沈め、18番グリーンを取り囲んだ大ギャラリーの声援に応えた。「今日の方がラフが浅くて、球が浮いていました。左から風が来ていたので、フェードボールのイメージでピンの左5mを狙いました」という石川の計算どおりにボールが風に乗った。

石川は、この日もラウンド後に練習場へ向かいドライバーショットを10球だけ練習した。「残り2日間が楽しみですし、もっとバーディを獲っていかないといけないですね」と、決勝ラウンドでは、さらにアグレッシブにプレーすることを誓い、コースを後にした。