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石川遼

遼、バーディラッシュも後半失速「気を引き締めすぎていた」

2日目を終え、通算イーブンパーで予選通過を決めた石川遼。決勝ラウンドに入った「関西オープン」3日目は、石川は残り36ホールで2桁アンダーにすることを目標に、10番からティオフした。

「朝から凄くモチベーションが高くて、良いゴルフが出来た」という石川。スタートホールの10番はボギーとしたものの、続く303ヤードの11番でティショットをグリーンエッジ付近まで運んで楽々バーディを奪うと、そこからバーディラッシュが幕を開けた。

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13番パー5は5mに2オンして、イーグル逃しのバーディ。その後も14番2.5m、16番5m、18番4mと立て続けにバーディパットを沈めて、前半は4つスコアを伸ばして折り返した。

しかし、後半に入った1番パー5。ティショットを右ラフに入れた石川は、2打目もグリーン手前のラフに入れてしまう。そこからロブショットでグリーンを狙ったが、「オーバーを怖がって緩んでしまった」と、グリーン手前のバンカーに入れてしまい、そこから寄らず入らず。パー5で痛恨のボギーを叩き、「あそこで、今日爆発的なプレーをするかしないかが決まってしまった」と、このミスを悔やんだ。

さらに石川は精神面でも反省点を挙げる。「もう少し明るくプレーしても良かったのかなと思います。気を引き締め過ぎていて、一つのミスにナーバスになり過ぎて、自分で自分の流れを止めてしまったところがある」。後半は、思い通りのショットが出ずにイライラする場面も見られた石川。ミスを許す精神的なゆとりも、必要だったのかも知れない。

それでも、ドライバーの調子も戻り、最終日はさらにスコアを伸ばせる可能性は高い。「僕の中では優勝スコアは2桁行かないと思っていたので、気持ち的な準備から出遅れていたかもしれないです。明日は難しいという先入観を持たずにやって行きたい」。自らが作った限界を取り払い、石川は目標の2桁アンダーを目指してラスト1日に挑む。

2009年 関西オープンゴルフ選手権競技



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