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“1歩1歩の復活”大山志保の真の強さ

「マンシングウェアレディース東海クラシック」では単独首位で最終日を迎え、「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」でも単独3位。直近の2試合で優勝に迫る勢いを見せていた大山志保が、今週の「SANKYOレディース」でも2位タイに食い込む活躍を見せ、全盛期を彷彿とさせるプレーを続けている。

今週も16番のボギーに繋がった左へのティショットを除き「あとはパーフェクトに近い」と、口にする言葉も力強い。今季のスタッツを見ても、平均バーディ数、パーオン率、平均ストロークでトップ10に入っており、かつてのショットメーカーが輝きを取り戻していることは明らかだ。

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今週もショートパットに苦しむなど課題としているパッティングも、キャディからの“手と肩が止まり、フォロースルーが出ていない”との指摘を元に、「背骨を軸に肩の回転で打つようにしたら良くなった」と手ごたえを掴み、表情は明るい。

09年のシーズン序盤に痛めた左肘と相談しながらのプレーは、今も続いている。06年の賞金女王も、08年を最後に勝利から見放されること3年間。しかし、怪我による不遇の時を乗り越え、「1歩1歩、上に上がってきていると思う。1つ1つステップを上がっているのが楽しい」と、現在の自分自身に目を細める。一時の絶頂期から低迷しながらも、少しずつ復調してゆく自分に楽しさ覚える大山からは、ゴルファーとしての真の強さを感じる。

となれば、いよいよ復活優勝への期待も高まるところ。自身も「今年中には・・・」と期待を口にする一方、「その、あと1歩が大きい。もっと努力を重ねていかないといけない」と表情を引き締める。しかし、その“1歩”は、もう目前まで迫っている。かつて身を置いていた高みに足を踏み入れる日は、遠い未来ではないだろう。(群馬県高崎市/塚田達也)

塚田達也(つかだたつや) プロフィール

1977年生まれ。工事現場の監督から紆余曲折を経て現在に至る。35歳を過ぎてダイエットが欠かせなくなった変化を自覚しつつ、出張が重なると誘惑に負ける日々を繰り返している小さいおっさんです。

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2011年 SANKYOレディースオープン



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