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菊池純が日本記録の8連続バーディを記録 しかし…

2011/07/29 21:03

北海道の小樽カントリー倶楽部で行われている国内男子ツアー第10戦「サン・クロレラクラシック」2日目に、日本新記録が生まれた。菊池純がこの日の第2ラウンドでツアー記録となる8連続バーディを奪取。金字塔を打ち立てた。

菊池のバーディラッシュが始まったのは前半7番(パー3)。6番アイアンでのティショットをグリーンに乗せると、5メートルを沈めた。その後は8番で4メートル、9番では50センチと次々とショットをピンに絡め、スコアをグングン伸ばしていく。同組の丸山大輔小田孔明もラウンドをともにしながら驚きを隠せない。14番で8連続とすると小田は近くの競技委員に「(記録を)調べてくださいよ!」と声をかけたほどだった。

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過去8人が達成した7連続バーディの記録を更新。しかし菊池の第一声は「あんまり嬉しくない」だった。その理由は明確だ。「ぶっちゃけ、予選落ちですから」。初日「80」の大たたきで、この日は8オーバーの143位タイからのスタートだった。また、8連続のあとには16番で3オン3パットのダブルボギー。結局スコアは8バーディ、2ボギー、1ダブルボギーの「68」で通算4オーバーの93位タイ。「8ホールだけ面白かった」と苦笑いだった。

ツアーではないが、過去には7連続バーディを2度記録したことがあるという菊池。ちなみに、2002年には「サントリーオープン」と「全日空オープン」でツアー史上初の2週連続ホールインワンを達成し、周囲をあっと驚かせた。

しかしこの日ばかりは「もう1日早ければ…」と悔しさばかりが表情を覆う。だが、この小樽は2007年大会を制した思い出の舞台でもある。自身のツアー唯一の勝利を手にした地での偉業達成は、何かの巡り合わせかもしれない。【北海道小樽市/桂川洋一】

【過去に7連続バーディを達成した選手(資料が残る1985年以降)】
金鍾徳 2007年 ABCチャンピオンシップ 2R 18番~6番
小山内護 2007年 ANAオープン FR 1番~7番
倉本昌弘 2003年 アコムインターナショナル 1R 18番~6番
T.ハミルトン 2001年 宇部興産オープン 2R 18番~6番
東 聡 1995年 三菱ギャラントーナメント 3R 2番~8番
金子柱憲 1994年 日経カップ中村寅吉メモリアル 3R 12番~18番
中村通 1987年 KBCオーガスタ FR 12番~18番
中嶋常幸 1987年 KBCオーガスタ FR 8番~14番

※なお、2005年の「アサヒ緑健よみうりメモリアル」で川原のぞみが、2Rの6番~最終9番、3Rの1番~4番とラウンドをまたいで8連続バーディを奪っている。

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2011年 サン・クロレラ クラシック



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