三塚優子のプロフィール、スイング分析など
2010年 マスターズGCレディース
期間:10/22〜10/24 場所:マスターズGC(兵庫)
三塚優子、静かに復活優勝を目指す!
国内女子ツアー「マスターズGCレディース」の2日目、7バーディ、3ボギーと出入りの激しいゴルフを見せた三塚優子が、通算4アンダーの5位タイに浮上。8月の「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」以来となる上位争いに加わっている。
「先週の最終日に掴んだんです。気持ちの面で、今まではコースやキャディのせいにしていたけど、自分が責任を持ってプレーしなければ、前に進めないというか。そうしたら、楽にゴルフができるようになったというか、楽しくできるようになりまして・・・」と静かに語りだす三塚。
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5月に自らが起こした不祥事以来、傷心から立ち直れずプレーにも影響を及ぼしてきた。7月の復帰後は11試合に出場して、5試合で予選落ちと低迷が続いていた。「ショットは変わらないけど、数ホールミスをして、それを取り返すことが出来ずに苦しんでしまって」と話す。今でも気持ちの上で完全復活を遂げてはいない。
この日、ラウンド終了後にパッティングの練習をしていると、競技委員を含め、後続組でラウンドしていた選手から、三塚がパッティングで時間をかけすぎているのでは、と事情聴取が入った。事件以来、プレー時間には殊更に気を使っている三塚だが、その疑いを完全否定すべく同伴競技者にも確認を取ってもらった。
この日は特別進行が遅れている組は現れず、三塚の組も前組のグリーン上のプレーを待つことが多かった。同伴競技者も特別に遅くはないと答えたため、無罪放免となったが、一度レッテルを貼られてしまうと、印象だけで判断されかねない。
現在、賞金ランキングで50位につけている三塚は「シード権は積み重ねだから、後から付いてくるものだし、意識はしていません。むしろ、優勝したい気持ちが大きいです」と完全に自信を取り戻すには「優勝」が一番の薬になるという。現在、首位とは2打差だが「まだ、チャンスですよね。優勝はしたいけど、まずは明日楽しくゴルフをしたいです」と、虎視眈々とチャンスを窺う。(編集部:本橋英治)