日本開催も!?吉田藍子らが地区予選から「全米女子オープン」へ
2008/06/26 12:06
「最終予選を通過したときは、やった!って感じでしたね。でも、こんなに大きな大会だとは思わなかった」という吉田藍子。アメリカで2度の予選会を突破して、初めて手に入れた「全米女子オープン」の出場権。開放的な雰囲気とフレンドリーなアメリカ人に囲まれて、嬉しそうな笑顔がこぼれた。
もともとは、「全米女子オープンの予選会があることも知らなかった」という吉田だが、一緒に練習するチョウ・スナから予選会の存在を聞かされた。プロ3年目だが昨年のQTはサード止まり。レギュラーツアーはもちろんのこと、ステップアップツアーの出場も厳しい位置で、「今しかない」と挑戦を決意した。
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世界からレベルの高い選手が集まる「全米女子オープン」。コースの難易度も高く、この環境に身を置くだけでも、出場する価値はあるだろう。この日は、同じPING社と用具契約をするロレーナ・オチョアとも会い、「言葉は通じなかったけど、話しやすい人でした」と世界ナンバーワンとの対面を喜んだ。
今大会には、昨年のファイナルQT92位の天沼知恵子も、米国での予選会を突破して出場権を獲得している。「1月から出たいと思っていた」という天沼にとっては、狙って掴んだ念願の出場権だ。
USGA広報の話によると、来年は日本での地区予選開催の可能性もあるという。男子の「全米オープン」は既に日本での地区予選が行われているが、女子はまだ。現時点では、「Maybe(多分)」というが、10月に開かれる会議を経て、正式決定の流れとなるようだ。ますますグローバル化するゴルフ界。若手選手の海外進出も増え、今後は世界を舞台に戦うことが至極当然の事となりそうだ。(編集部:今岡涼太)
今岡涼太(いまおかりょうた) プロフィール
1973年生まれ、射手座、O型。スポーツポータルサイトを運営していたIT会社勤務時代の05年からゴルフ取材を開始。06年6月にGDOへ転職。以来、国内男女、海外ツアーなどを広く取材。アマチュア視点を忘れないよう自身のプレーはほどほどに。目標は最年長エイジシュート。。ツイッター: @rimaoka