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有村、アルバトロス&エースに「ちょっと怖かった」

「スタンレーレディスゴルフトーナメント」初日、8番パー5でアルバトロス、16番パー3でホールインワン。7アンダーの単独首位でホールアウトした有村智恵は、2度のビッグプレーが飛び出した神がかり的なラウンドを「ちょっと怖かったです・・・」と戸惑い気味に表現した。

まずは8番。ティショットをフェアウェイに運び、残り190ヤードの2打目でユーティリティ3番を手に。「左足下がりでボールを上げて止めたい状況。ユーティリティでは当たると強過ぎるので、少しコントロールして薄めに打てた良いショットでした」。ボールはピン手前5メートルに落ちてそのままカップに吸い込まれ、ギャラリーの大歓声が響き渡る中で、キャディらとハイタッチ。「ボールの落ちたところも完璧だったし、勢いで入ったショットではなかったので嬉しかった」と、自画自賛の会心の一撃だった。09年の「フジサンケイレディス」第1ラウンドに続く、自身2度目のアルバトロス。国内女子ツアー史上初の快挙に、報道陣も色めき立った。

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有村の勢いは止まらない。実測146ヤードの16番では、8番アイアンで放ったティショットがカップに飛び込むホールインワン! アルバトロスの余韻が残る中、このタイミングで飛び出したツアー自身初のエースに、「入った瞬間は怖さがありました」と苦笑し、小田亨キャディも「こんなことになるとは・・・」と驚きを隠せなかった。

この日1アルバトロス、1イーグル、4バーディ、2ボギーの「65」とし、2位に2打差をつける単独首位発進。この日のラウンドを、自らに言い聞かせるように「運が良かった」と強調する有村。「明日は今日と同じくらいのスコアを、バーディをたくさん獲って出したいですね」と冷静に話し、浮かれることなく、気持ちの切り替えに務めていた。【静岡県裾野市/塚田達也】

<国内男子ツアーでの記録>
■アルバトロスを2回達成したのは過去4人
宮里優作(05年、09年)、デービッド・スメイル(98年、09年)、伊澤利光(94年、04年)、新井規矩雄(89年に2回)

■ 1998年「中日クラウンズ」第2ラウンドの1番パー4で、中嶋常幸の1打目がカップイン。ホールインワンとアルバトロスを同時に記録している。

2011年 スタンレーレディスゴルフトーナメント



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