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宮里藍が描く挑戦の足跡

逆転Vに黄信号も「最高に噛みあえば、5つか6つは出せる」

初日と同じく雨に見舞われた国内女子ツアー最終戦、「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」(25日、宮崎・宮崎カントリークラブ)の第3ラウンド。首位の横峯さくらに6打差の通算2オーバー6位タイでスタートした宮里藍は、1アンダー71と今大会初めてアンダーパーで回り、通算1オーバー8位につけた。

逆転優勝に向け、ガンガン攻めていかなければならないこの日、2番ホールで早々にバーディチャンスが訪れる。しかし、2メートル弱のこのパットを沈めることができず、波に乗るきっかけを逃してしまう。その後7番でボギーが先行し、トップを追いかけるどころか一歩後退。しかし、9番パー5では、ピンまで40ヤードの第3打を1.5メートルにつけ、第3ラウンド初のバーディ。何とか前半をいいかたちで締めくくった。

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「後半、少しつかまらないところもあった」と本人が話すように、巻き返しを狙って後半をスタートした宮里だが、ショットが定まらず、11番で再びボギーを叩いてしまう。この時点で既にトップは通算7アンダーという次元で横峯と諸見里しのぶがトーナメントを牽引していた。

が、このままでは終わらないのが宮里だ。12~16番まで5ホールをパーで凌いだ後、第2ラウンドでは連続ボギーとした17番では4メートルを、18番では実に11メートルのパットを決め、前日のリベンジを果たす連続バーディ奪取に成功。結局第3ラウンドは3バーディ、2ボギーの1アンダー71で首位を行く横峯、諸見里に7打差の通算1オーバー単独8位でホールアウトした。

「最高に噛みあえば、(アンダーを)5つか6つは出せると思います。ちょっと差は開いているけど、今シーズンを締めくくる最終戦なので、楽しんでやりたいです。出来れば、トップ5くらいには入りたいですね」というラウンド後の宮里の言葉に、ここ3日間思うようなプレーができていない悔しさが表れていた。最終ラウンドでどんなプレーを見せてくれるか注目したい。

2006年 LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ



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