2013/09/12GDOEYE

プロキャディにできること。

やっていきたい気持ちは大きい」とは大会前の森田のコメント。高額賞金の掛かったメジャー大会へ臨む微妙な緊張感が伝わるだろうか。 今週、その森田を支えるのは、藤田寛之の専属キャディとして有名な梅原氏。過去…
2011/04/04マスターズ

【藤田寛之専属キャディ・梅原敦のオーガスタレポート〈3〉】

オーガスタナショナルGCの正面ゲートからクラブハウスに通ずる道を「マグノリアレーン」と言います。 長さ300メートルほどの木蓮(マグノリア)の並木道。 この道を通行できるのは、プレーヤーとスタッフ。そしてメンバーだけ。選手にとってはまさに“ドリームロード”。今田竜二選手は初めてここを通った時に涙を流したそうです。それだけ凄いところなんですね、オーガスタは。 マスターズウィークが近づくにつれ、コースも日ごとに変化し始めてきました。グリーンも少しづつスピードが上がっています。 ビックリしたのは、スピードは上がっても、硬さはそう変わらない事。もちろん試合の時はもう少し硬くなるんでしょうけど、今の段階...
2011/04/08マスターズ

【藤田寛之専属キャディ・梅原敦のオーガスタレポート〈7〉】

「マスターズ」初日。藤田さんは2アンダーの14位タイ発進です。 先日書いた、「アーメン・コーナー」の11番でダブルボギーを叩きました。ティショットは右の林の中へ。次のショットは出すだけで、3打目で何とかグリーンを捕えられれば、と思っていたんですが…やられました、風に。 10番ホールまでの風向きなら11番は向かい風になるはずなのに、藤田さんの3打目はどんどん勢いを増して、右奥のバンカーへキャリーで入りました。これがアーメンコーナーの風なんですね。 藤田さんのショットは完璧でした。風向きが逆になっていたにせよ、読みきれなかったのはキャディの責任です。それ以外にも、ジャッジで躊躇してしまうケースが...
2011/10/28国内シニア

【梅原敦キャディの日本シニアOPレポート<3>】

やりました芹澤さん!本日3アンダーで2位に浮上です。 今日の芹澤さんは正直ショットのキレは“微妙”でした。らしくないミスショットが続き、厳しい場面を迎える事が多かったですね。 ただ、パッティングはほぼ完璧に近かったんじゃないでしょうか。ショットのミスを帳消しにするような素晴らしいパッティング。昨年芹澤さんが「富士フイルムシニア」で優勝された時もバッグを担がせて頂いたんですが、その時よりも今週の方がはるかに良いストロークをされています。決勝ラウンドでショットに本来のキレが戻ってくれば、この試合、芹澤さんがぶっちぎる可能性も多いにありますよ。 現在トップ室田さんを始め、真板さん、奥田さん、水巻さん...
2011/10/30国内シニア

【梅原敦キャディの日本シニアOPレポート<5>】

結果的には1ストローク差の2位だったけど…。心の底から勝ちたかったです。 芹澤さんのゴルフは4日間とも完璧でした。ただ、今日の雨は本当に厳しかったですね。空気も冷たくて重く、いつもより10から15ヤードは飛ばなかった。押さえ込んだ球で、フェアウェイを転がして攻め続けた3日間の組み立てが通用せず、少しでも前に行きたいという気持ちがインパクトを僅かに狂わせました。 過酷で、苦しくて、辛い最終日だったけど、芹澤さんは必死でパーを取り続けました。スコアは落としたけど、今日のプレーは渾身のプレー。4日間、完璧なゴルフをして勝てなかったんだから、それはやっぱり優勝した室田さんが芹澤さんよりも凄かったって事...
2011/10/29国内シニア

【梅原敦キャディの日本シニアOPレポート<4>】

トップと1打差。最終組から1つ前の組という最高のポジションで、芹澤さんは明日の最終日を迎えます。 今日の芹澤さんは、さすがに予選の2日間ほどはパットを打ち切れませんでしたが、ショットに本来のキレが戻ってきた事で芹澤さんらしい組み立てが出来たんじゃないでしょうか。 今日のキーポイントはなんといっても11番のショートホール。同じ組でまわった室田さんが、前のホールのバーディで1人旅になりそうな展開を芹澤さんがスーパーショットで食い止めました。あのホールから流れは一気に芹澤さんへ。もしあそこで芹澤さんがミスをしていたら、この大会はほぼ室田さんのものだったでしょうね。 あのホールのバーディはそれだけ価値...
2011/10/27国内シニア

【梅原敦キャディの日本シニアOPレポート<2>】

「日本シニアオープン」初日。芹澤さんは1アンダーの3位タイと好スタートを切りました。 今週は、グリーンの速さと芹澤さんのパットのフィーリングが良い具合でマッチしています。もともと芹澤さんは高速グリーンに強い人ですから、このぐらいスピードがあるグリーンだとイメージが出しやすいのかもしれませんね。 初日の順位としてはもちろん最高だけど、メジャーは何が起こるかわかりません。今年の日本オープンでは、藤田さんは初日9位からのまさかの予選落ち。今日の事は全て忘れて、明日はまたイチから八本松と勝負です。 トップには4アンダーでB・ルアンキットと今日一緒の組でラウンドした室田淳プロ。室田さんは前半早い時点で2...
2011/04/07マスターズ

【藤田寛之専属キャディ・梅原敦のオーガスタレポート〈6〉】

「アーメン・コーナー」の出口、13番ロングホール。 風向きにもよりますが、このホールはバーディチャンスに付けたいホールですね。11番のミドルが505ヤードで、この13番は510ヤードですから距離的にも十分2オンを狙えます。 ただ問題なのはセカンドショットのライ。このホールのセカンドショットは強烈なつま先上がりになるため、フック系の強い球が出やすいんです。グリーンのすぐ手前にはクリークがあるので転がしては行けないし、オーバーしてグリーン奥からのアプローチは藤田さんでも寄せにくい。 かといって、届く距離なのにわざわざレイアップするのも…。 何にしても、ここははっきりとした決断が必要です。 14番...
2011/04/06マスターズ

【藤田寛之専属キャディ・梅原敦のオーガスタレポート〈5〉】

「アーメン・コーナー」の2ホール目、12番のショートホールはゴルフファンなら誰もが知っている有名なホールですね。 距離も155ヤードと短いのに、なぜ世界のトッププロがあんなに苦しむのか? 大きな要因はやはり風ですね。このホールは非常に風が読みにくい。アーメンコーナーをキレイに取り囲んでいる林のせいで風がクルクル回る時があるんです。特にやっかいなのは追い風の時。追い風がグリーンを取り囲む林の壁に跳ね返って、向かい風に変わるんです。 縦幅が10ヤードぐらいしかないグリーンを狙うのに、風を反対に読み間違えたら…当然結果はとんでもない事になりますよね。隣の11番ホールのピンフラッグと12番のピンフラ...
2011/04/09マスターズ

【藤田寛之専属キャディ・梅原敦のオーガスタレポート〈8〉】

「マスターズ」2日目。 残念ながら予選を通過する事は出来ませんでした。 今日の藤田さんは振れていなかった。やはり、もの凄いプレッシャーがあったんでしょうね。 絶対に予選を通過したいという思いは当然です。藤田さんにとってオーガスタは、幼い頃からずっとテレビで見てきた憧れの場所だから。昨日の2アンダーも、自分はこれだけやれるんだという自信になったはず。それだけに、今日は悔しくて悔しくて仕方ないと思いますよ。 僕も僕で、何回風を読み間違えたら気が済むんだろ。 でも本当にわかんなかった。 基本の風向きがアゲンストで、セカンド地点で体に感じる風もビュービューのアゲンスト。 けれどグリーン上は全く吹いて...
2011/04/05マスターズ

【藤田寛之専属キャディ・梅原敦のオーガスタレポート〈4〉】

今日は「アーメン・コーナー」の入り口、11番ホールについて。 オーガスタの11番ホールから13番ホールは「アーメン・コーナー」と呼ばれ、神に祈らなければ無事に通れないと言われるほど難しいんです。 11番のミドルホールは505ヤード!これだけの距離があるミドルで、あれだけティショットのターゲットが狭いホールを初めて見ましたよ。両サイドにある高い林の間は、ティーグランドから見ると“隙間”にしか見えません。 その隙間を打っていくんですが、ただ飛ばすだけじゃダメなんです。フェアウェイ左サイドにしっかり300ヤード近く飛ばさないと、セカンドショットでグリーンを狙えません。 藤田さんが快晴無風で会心のティ...
2011/04/03マスターズ

【藤田寛之専属キャディ・梅原敦のオーガスタレポート〈2〉】

「オーガスタ攻略に必要なのはやはりショートゲーム」 と言う事で、藤田さんは練習ラウンドを開始した3月31日からこの3日間、ほとんどの時間をグリーン周りからの練習に費やしています。 グリーンの傾斜はやはりもの凄いですね。いくつかのグリーンだけが凄いのなら日本でも見た事がありますが、ここは18ホール全部が凄い。現地のキャディさんに聞いたんですが、オーガスタで1番低い場所は12番ホールらしく、他の17ホールは基本的にその12番に向かって傾斜してるんだって。秘密の情報ですよー。 とにかくフェアウェイもそうだけど、グリーンも平らな場所が全く無い。1打たりとも気持ち良くショットやパットをさせてくれないんで...
2015/07/12全米女子オープン

梅ちゃんリポート(5)究極のアプローチ/全米女子オープン

鈴木愛キャディ/梅原 上がりがすべてでした。昨日も上がりでやられているだけに、2日続けてやられることだけは許されなかった。だけど、17番パー3でのアプローチのあのライは、僕の中ではもはや絶体絶命だ…
2014/11/01GDOEYE

パートナー選びも重要な仕事? 選手とキャディのカンケイ

は良好に進んでいるようだ。 「新鮮さを求めて」と理由は違えど、鈴木愛も今週、エースキャディの高見明弥さんと一時的に離れ、男子プロ・藤田寛之の元エースキャディ梅原さんと初タッグを結成した。「梅原さんは
2013/05/26GDOEYE

好調の陰にキャディの功? 森田理香子の主張

出身の梅原さん。2011年の「マスターズGCレディース」で初めてタッグを結成。今シーズンは開幕戦から4試合とメジャー初戦のサロンパス杯、そして今週と、そのいずれも好成績を残しているのはただの偶然だろう…
2014/10/30国内女子

鈴木愛 優勝キャディと一時離別で“リフレッシュ”

千葉県の森永高滝CCで31日(金)に開幕の「樋口久子 森永レディス」に出場する鈴木愛が、今週は男子プロゴルフ・藤田寛之の元エースキャディ、梅原さんと初タッグで登場する。 前週までキャディを務めてい
2014/02/15国内男子

藤田寛之、今は「自分のゴルフを作っていく時」

気持ちを新たにするとともに、「応援してくれる方々に恩返ししたい」と再起を誓った。 15年間連れ添ったキャディの梅原さんとは昨シーズンでチームを解消。現段階で次期キャディは未定だが、3月26日(木)に開幕する「インドネシアPGA選手権」で国内男子ツアーの新シーズン開幕を迎える。
2013/08/07全米プロゴルフ選手権

【藤田寛之専属キャディ・梅原敦の全米プロレポート2013<2>】

井戸木鴻樹プロとアウトコースを回りました。ご存知の方もたくさんいらっしゃるとは思いますが、井戸木さんは今年の「全米プロシニア選手権」で優勝されたんです。男子の海外メジャーで日本人プレーヤーが優勝したのは井戸木さんが初なんですから。本当ならもっともっと大きく取り上げられなきゃいけないこと。井戸木さんが成し遂げられた“快挙”は、ゴルフ界を震撼させるほどのもの凄い優勝だったんです。 そんなメジャーチャンピオンの井戸木さんとの練習ラウンド。井戸木さんのゴルフを久々に見られる楽しみもそうだったんだけど、昔から僕の中での井戸木さんは、優しくて話が凄く面白いイメージ。だから井戸木さんのトークも楽しみだったん...