2009/10/23GDOEYE

今季ラストチャンスで結果が欲しい竹村真琴

今年のプロテストで合格した竹村真琴が「マンシングウェアレディース東海クラシック」「日本女子オープンゴルフ選手権競技」に続き、今季3度目のレギュラーツアー出場を果たしている。竹村はそのルックスから、アマチュア時代から業界内では注目を浴びてきて、9月末にはデサントとウェア契約を結び、今月20日はテーラーメイドと用品の使用契約を結んだ。 今大会は米ツアーからの招待選手としてポーラ・クリーマーが参加しているが、練習ラウンドでは同じ組でラウンドする機会まで与えられた。大会初日も多くのギャラリーから声援をもらっていたが、前半に4番から3連続バーディを奪い首位タイに浮上したため、実力もあるところを披露し、さ...
2009/11/05GDOEYE

5年ぶりとなる女王のお披露目! 12月には…

今年の「ミズノクラシック」の目玉選手の1人が、2006年から3年連続で賞金女王に輝いているロレーナ・オチョア(メキシコ)だろう。今シーズンは賞金ランク6位(11月2日現在)に甘んじてはいるが、世界ランキングトップを走る“女王”の実力に疑う余地はない。 そのオチョア、今大会は2004年以来となる久々の出場。来日自体も実に5年ぶりとなり、日本のゴルフファンにとっては貴重なお披露目となる。今週は、USLPGAツアーでは申智愛VS宮里藍、日本ツアーでは諸見里しのぶVS横峯さくらの賞金女王争いが大きなトピックスに挙がっている。その中にあっても、やはりオチョアは大会の引き締め役としてこれ以上ない存在だ。 ...
2009/11/01GDOEYE

溢れる涙が物語る悪夢 「本当に苦しかった…」

「樋口久子IDC大塚家具レディス」最終日、逆転勝利を飾った全美貞が流した大粒の涙。その涙は、これまで経験したことがない苦しみから解放された安堵や喜びなど、様々な感情が入り混じったものだった。 話は先月の「SANKYOレディース」最終日に遡る。残り2ホールで2位に3打差をつけ、単独首位を快走。誰もが全の勝利を確信した矢先、17番ではバンカーに落ちたボールが目玉になる不運、18番では池に打ち込むなど、まさかの連続ダブルボギー。自滅により目前の勝利を逃し、全にとって悪夢の1日となってしまった。 会見の場でも、涙が止めどなく溢れ出る。「SANKYOから本当に苦しくて…。これから(ゴルフが)できるのか...
2009/10/18GDOEYE

「予選突破が目標ではない」の言葉に安堵

プロテストに合格後、藤本麻子にとって今シーズン2試合目の出場となった「富士通レディース」。デビュー戦の「マンシングウェアレディース東海クラシック」では予選落ちを喫して涙を流したが、今週は通算3アンダーの12位タイで終え、プロ転向後では初の予選突破&賞金ゲットを果たした。 2日目を終えて予選突破を確定させた時には、「嬉しいです」と素直に喜びを表現した藤本。だが、この日の表情に笑顔は見られない。「昨日は嬉しかったけど、目標は予選突破ではないので…」。最終日はパープレーの「72」と、目標としていた3日間アンダーパーを達成できなかったことに対しても反省の言葉を並べていた。 アマチュア時代から何度もベス...
2009/10/17GDOEYE

馬場の好調の裏に、宮里藍の姿あり

「富士通レディース」初日、馬場ゆかりは宮里藍と同じ組でプレー。前半は快調にスコアを伸ばした馬場に対し、宮里はパーを拾う苦しい展開が続いた。だが、馬場は後半の13番でダブルボギーを叩いて失速。一方の宮里はバーディを重ね、互いが入れ替わったような真逆の展開となる。 ここで、「藍ちゃんといっしょに頑張ろう。負けないように頑張りたい、という気持ちがあった」と振り返る馬場は、終盤に2バーディを奪って盛り返し、首位タイにまで浮上。1打差で終えた宮里とともに、絶好のスタートを切った。 迎えた2日目、馬場は前半は1ストローク伸ばすにとどまったが、後半に入り4バーディ、1ボギーとスパートをかけ、首位に1打差の好...
2009/10/22GDOEYE

申智愛「お気に入りなのであげられません!」

国内女子ツアーの「マスターズGCレディース」に、日本ツアー今季5試合目となる韓国の申智愛が出場する。米国、韓国、そして日本と3ツアーを又にかけ試合に出場している申は、先週には韓国のメジャー大会に出場。今週も韓国ではメジャー大会が開催されているが、日本ツアーを選択した。 申は米ツアーで、現在賞金ランキング2位の宮里藍に約15万ドルの差をつけ首位に立っている。今週の日本ツアー出場後は、再び米国に渡り初の賞金女王獲得に向け戦いを続ける予定。「疲れは多少ありますが、あと1ヶ月でオフに入るので、それまでは頑張ります」と話す。 今大会の前日、プロアマ大会に出場した申は、タレントの叶美香と同組でラウンドした...
2009/10/29GDOEYE

カブキに魅せられた諸見里、“カブキ流”で魅せる!

今シーズンも残り5試合に迫る中、2位の横峯さくらに約2,000万円差をつけ、賞金ランキングトップを快走する諸見里しのぶ。だが、ここに来て調子が思わしくない週が続いている。今週の「樋口久子IDC大塚家具レディス」前日も、「不安だらけですね」と苦笑する。 シーズン前半から中盤にかけて冴え渡っていたショットのミスが目立つと振り返る。現在は「もうちょっとターフを取るように」との指導を受けているが、上半身の緊張や手の力の入り具合など、「ちょっとした差」で思い通りのスイングに達していない状況だ。 その中で、諸見里の考えにちょっとした変化を与える出来事があった。今週26日(月)、「前々から行ってみたいと思...
2009/11/08GDOEYE

強さ際立つ韓国勢、脅威は日本ツアーにも!?

USLPGAツアーの公式戦でもある「ミズノクラシック」が閉幕した。優勝を手にしたのは、日本ツアーでプレーする宋ボベ(韓国)。海外を主戦場とする強豪勢の追い上げをかわし、3打差をつけての余裕すら感じる展開だった。 世界最高峰の米ツアーにおいても、近年は台頭が目覚しい韓国勢。その勢いの差が、そのまま現れた大会と言ってもいいだろう。トップ10(タイを含む)に入った11人のうち、実に半数を超える6人が韓国出身のプレーヤー。米ツアーで賞金ランクトップを走る申智愛も5位タイに入るなど、その強さと存在感を十分に見せつけた。 世界的な不況の煽りを受け、大会数が減少の一途をたどっている米ツアー。その状況を受け...
2009/11/06GDOEYE

宮里藍VS申智愛、賞金女王の行方は!?

今年の「ミズノクラシック」は、米国ツアー、日本ツアーともに賞金女王争いが大きくフォーカスされている。日本ツアーはもちろんのこと、米国ツアーにおいても2位で追うのが宮里藍とあり、その注目度は“諸見里しのぶVS横峯さくら”の争いに勝るとも劣らないだろう。 宮里が約21万ドル差で追うのが、トップを走る申智愛(韓国)だ。日本でもすでにお馴染み、今シーズンから米国ツアーに本格参戦し、今年のルーキー・オブ・ザ・イヤーも手にした実力者だ。日本での加熱さと同様、韓国でも申に対する期待は大きく、今週も韓国のテレビ局が取材に来日。申にベタ付きで、熱心に取材活動に勤しんでいる。 そのあたりを報道陣が尋ねると、「取材...
2009/10/31GDOEYE

「だいぶ痛いです…」 服部が受ける“愛のムチ”

ディフェンディングチャンピオンの服部真夕が、首位に2打差で臨む「樋口久子IDC大塚家具レディス」最終日。連覇がかかる今週に加え、翌週はホステスプロとして出場する「ミズノクラシック」が控えている。服部にとって重要なトーナメントが続く中、まるで標準を合わせたかのように優勝争いを演じている。 服部といえば、岡本綾子の愛弟子としても知られている。昨年大会では、最終日の朝に激励のメールが服部に送られるなど、細かな気配りも受けている。その岡本から昨日、服部に贈られた言葉。「私に、そんなにお小遣いをくれなくてもいいのよ」。何かと思いきや、今年8月の「CAT Ladies」から服部がダブルボギーを打つたびに...
2009/10/30GDOEYE

同期の言葉と存在に支えられ

「IDC大塚家具レディス」初日は、ともに2007年にプロ入りした同期、若林舞衣子と服部真夕が上位に名を連ねた。若林はコースレコードの「65」をマークしての首位タイ、服部はディフェンディングチャンピオンとしての重圧に負けず、4アンダーの5位タイと好スタートを切った。 服部と若林に、一ノ瀬優希と中村香織を加えた4人の同期は、食事をほとんど一緒に食べるというほどの仲良し。若林は直近の2試合で連続予選落ちを喫していたが、「自信を持ちなよ」という同期の言葉が支えとなり、「自分も頑張ろうと思った」と前向きな気持ちに切り替えられたと話す。 一方の服部も、不調が続いていた春先、やはり同期を始めとする人たちの...
2009/10/16GDOEYE

昨年の悲劇のヒロインが、無念の棄権

昨年の「富士通レディース」は、5ホールに渡るプレーオフの末に決着。不動裕理が7打差をひっくり返す大逆転勝利を飾り、強く記憶に残る名勝負を演じた。一方、敗れたのは2位に6打差をつける独走態勢でスタートした三塚優子。誰もが予想もしなかった、悲劇のヒロインを演じる形となってしまった。 リベンジを期す今年、三塚は「コースとの相性はすごく良いですよ。調子も良いし、去年以上の数字が出ると思います。ちょっと期待していて下さい」と絶好調宣言。期待も高まる中での開幕となったが、首痛のためにハーフを終えたところで棄権。今大会の主役の1人が、残念な結果で姿を消してしまった。 前日のプロアマ後、リシャフトしたウッド...
2010/05/06GDOEYE

原江里菜、藍先輩の助言で復調の兆し!

三塚優子の棄権問題で揺れる「ワールドレディスサロンパスカップ」初日だが、嬉しいニュースが無い訳ではない。それは、多くの人が気に病んでいるであろう原江里菜が、初日を1オーバーの16位タイで終えたこと。 ここ最近の原の低迷ぶりは、多くのファンや関係者の心に引っ掛かる変事だった。08年の「NEC軽井沢72」では、通算21アンダーという54ホールでの日本人最小ストローク記録で優勝。しかし、09年は優勝に見放されただけでなく予選落ちが12回。今年に入ってからも、8試合中7試合で予選落ち。この日までの17ラウンドで80台が7回という惨憺たるものだった。 「先々週くらいからショットは良くなってきていた」と...
2010/04/23GDOEYE

藤本麻子が方針転換 “米ツアーより日本専念”

国内女子ツアー第7戦「フジサンケイレディスクラシック」で初日5位タイの好スタートを切った藤本麻子。昨年プロテストに合格した新人ながら、今季ここまで予選落ち無し。先週の「西陣レディスクラシック」では4位タイに入るなど、着実に結果を残しはじめている。 その要因を「焦ってないこと」と自己分析する藤本。「遼君みたいに一回では勝てないので、マイペースで行ければいいなと思っています。まずはベスト10に何回か入って、何度か上位争いを経験して」。当然、優勝を視野に入れているが、それは段階を踏んで今年中に達成すれば良しと考えている。 そんな藤本は、プロテスト合格直後から米ツアーに行きたいと公言していたが、その...
2010/05/02GDOEYE

強すぎるが故の“若き申智愛の悩み”

「サイバーエージェントレディス」を制したのは、最終日「66」のチャージで鮮やかな逆転優勝を飾った申智愛。首位に4打差からのスタートにも、前半の2番、3番と連続バーディを奪い、早くも「優勝の匂いがした」という。序盤から、相当な調子の良さを実感していたのだろう。 優勝会見で開口一番、「夢のようです。自分でも信じられません」と満面の笑顔を見せる。この勝利により、賞金ランキングでは朴仁妃、アン・ソンジュに続く3位に躍進。“コリアン旋風”が巻き起こっている今年の日本ツアーに、昨年から見慣れた名前がいよいよ浮上してきた。 今週メキシコでは、世界ランク1位に立つロレーナ・オチョアの事実上の引退試合が行われ...
2010/04/30GDOEYE

有村智恵、勝利の法則とは!?

今季1勝を挙げている有村智恵が、「サイバーエージェントレディス」初日に3アンダーをマーク。全体的にスコアが伸び悩んだ難コースが舞台でも好調さは変わらず、今季2勝目に向けて絶好のスタートを切った。 翌週には国内女子ツアーのメジャー初戦「ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ」が控えており、今週はメジャーに向けた仕上がり具合も気にかかる一戦。今は元気いっぱいの有村だが、実は「月曜日に風邪を引いて熱が下がらず、今週は休もうかギリギリまで悩んでいた」と明かす。 「メジャー前に良いイメージを作ろうと思って出場しましたが、逆に気負いが無くプレーできたのが良かったかも」と話す有村。それも一因か...
2010/05/09GDOEYE

モーガン・プレッセル、米メジャーに続いて日本メジャーも制覇!

今回で4度目の来日となったモーガン・プレッセル。2006年の「マスターズGCレディス」が日本のトーナメント初出場で、2007年、2008年、そして2年ぶりに来日した今年、国内メジャーの「ワールドレディスサロンパスカップ」で遂に“優勝”という大きなおみやげを手にして帰国することとなった。 「今までは(家を離れて)寂しい想いが強かったけど、今週はキャディと2人で楽しもうと思って来た。素晴らしい一週間になりました」とプレッセル。大の偏食家で、シーフード全般と豚肉はダメ。さらに野菜もあまり得意ではないという。デビュー当時はフレンチフライなどのジャンクフードばかりを食べていたが、プロとして食生活を見直...
2010/05/08GDOEYE

朴仁妃、自身のキャディに指摘され2打罰を許容

今季の国内女子ツアー5試合に出場し、優勝1回2位4回と抜群の安定感を誇る朴仁妃。今週の国内初メジャー「ワールドレディスサロンパスカップ」でも、2日目を終えて首位と8打差の14位タイと、上位キープのプレーを続けていた。 宮里藍、飯島茜と同組となった大会3日目、1番でバーディを奪った朴だったが、4番でティショットをOBしてしまい、トリプルボギー。続く5番ではティショットを曲げてのボギー。それでも上がり2ホールで連続バーディを奪い、この日「74」、通算5オーバーで戻ってきた。 アテスト小屋に向かう朴。その時、朴のキャディ・フレッドが、朴が5番の第2打を打とうとした時に、クラブが松の枝に当たり、その際...
2010/04/25GDOEYE

負けて悔しい!新人の藤本麻子に勝利の予感

最終日になってようやく川奈らしい強風が吹き始めた今年の「フジサンケイレディスクラシック」。最終組の一組前で回る藤本麻子が、首位に1打差に迫って迎えた17番パー3で事件は起こった。 ティショットをピン上のカラーにつけ、ファーストパットを1.5mオーバーした藤本。返しのパーパットは優勝争いに踏み止まるには絶対に外せないパット。慎重にラインを読み、アドレスに入ろうとした瞬間、藤本のボールが僅かに動いた。 今年は第2戦の「PRGRレディス」で朴仁妃が同様の状況でリプレースせずにプレーを続け、最終的に優勝を取り消される2打罰を科されている。その場ですぐに競技委員を呼んだ藤本だが、事情を説明し、競技委員...
2010/04/24GDOEYE

申智愛、オチョアの引退には重い口

日本時間の昨夜に行われたロレーナ・オチョアの引退会見。現在、世界ランクナンバー2で、今週の「フジサンケイレディスクラシック」に出場している申智愛は、「今週の試合に集中しているので、会見の内容は聞いていないです」と、ゴルフ界を揺るがしているビッグニュースにも大きなリアクションは見せていない。 「シーズン中に引退発表するということは、彼女が沢山考えてやっと出した結論だと思う。だけど、彼女の言葉を聞いていないので、コメントすることはありません」。必死で自分に降りかかる重圧から逃れようとしているようにも感じられる。 とはいえ、他のプレーヤー達と同じように、申にとってもオチョアの存在は非常に大きなもの...