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宮里藍VS申智愛、賞金女王の行方は!?

今年の「ミズノクラシック」は、米国ツアー、日本ツアーともに賞金女王争いが大きくフォーカスされている。日本ツアーはもちろんのこと、米国ツアーにおいても2位で追うのが宮里藍とあり、その注目度は“諸見里しのぶVS横峯さくら”の争いに勝るとも劣らないだろう。

宮里が約21万ドル差で追うのが、トップを走る申智愛(韓国)だ。日本でもすでにお馴染み、今シーズンから米国ツアーに本格参戦し、今年のルーキー・オブ・ザ・イヤーも手にした実力者だ。日本での加熱さと同様、韓国でも申に対する期待は大きく、今週も韓国のテレビ局が取材に来日。申にベタ付きで、熱心に取材活動に勤しんでいる。

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そのあたりを報道陣が尋ねると、「取材に対してプレッシャーは感じません。賞金女王は、自分のプレー1つ1つを頑張った結果だと思っています。今週も1つ1つに集中するだけです」と、冷静な反応。あたかも、宮里藍と同じような境地にいるような返事が返ってくる。

賞金女王のタイトルは意識しない方が無理なのに、それを押し込んでプレーに表さない精神力。「藍ちゃんの逆転は、容易ではないな」と、申の強さを改めて実感した。でも、「日本の皆さんからもたくさん応援してもらって、このスコア(3アンダー8位タイ)が出たと思います」と、ニコニコしながら謙虚な言葉を述べる申を見ると、宮里と同じくらいエールを送りたくなってしまう。(編集部:塚田達也)

塚田達也(つかだたつや) プロフィール

1977年生まれ。工事現場の監督から紆余曲折を経て現在に至る。35歳を過ぎてダイエットが欠かせなくなった変化を自覚しつつ、出張が重なると誘惑に負ける日々を繰り返している小さいおっさんです。

2009年 ミズノクラシック



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