2014/01/29PGAコラム

自身ワースト「79」にウッズ 「降りられない列車に乗っていた」

タイガー・ウッズは、通算8勝を誇る米国のコースでキャリアワーストタイのスコアを叩いてしまったことを気にかけているようには見えない。 「トーレパインズでの土曜日に起こったことからは何も考えないよ」。火曜日に行われた「オメガドバイデザートクラシック」歴代優勝者たちによる18ホールのエキシビションマッチの後、ウッズはそう話した。 「ファーマーズインシュランスオープン」に昨年覇者として臨んだウッズは、3日目に7ホール連続でボギー、もしくはそれ以下のスコアを叩いた。ここ2年以上の間で初となる2ホール連続のダブルボギーも叩き「79」でラウンド、54ホール時点で予選落ちした。 「そんな日もあるよ。降りられな...
2014/02/06PGAコラム

全米オープン優勝の舞台に戻ってくるマクドウェル

ジャック・ニクラスがペブルビーチについて、もし、もう1ラウンドプレーするとしたらここを選ぶと口にしたことは有名だ。 グレーム・マクドウェルは今週、4年前に「全米オープン」を制して以来はじめて、モントレー・ペニンシュラCCに戻ってくる。 マクドウェルが人生最高の瞬間を味わった舞台へ戻るまでに4年も待ったことは奇妙にも思える。しかし、その決断には理由があった。 「多くの人に『2010年以降、一体なぜ戻ってこないんだ』と訊かれたよ」。今週の「AT&Tペブルビーチナショナルプロアマ」の舞台でマクドウェルは話した。「僕は『戻ることに何の意味があるんだい? 前回そこでプレーしたとき以上の感触をおそらく得ら...
2014/02/05PGAコラム

今週の舞台:ぺブルビーチゴルフリンクスの9番ホール

干ばつに悩む北カリフォルニア地方モンテレー半島で、先週の日曜日に降った1インチ(2.5cm)ほどの降雨は、多くの人々に歓迎された。 しかしクリス・ダルハマー氏は、タイミングの悪い天の悪戯に、苦笑いしてしまった。 というのも、今週は「クロスビー・ウィーク」だからだ。 「クロスビー・ウィーク」とは、かつてビング・クロスビー氏が主催し、びしょ濡れの天候にも関わらず評判となった「AT&Tぺブルビーチナショナルプロアマ」に与えられている昔からの愛称だ。 昨年11月から今年1月までの間に、ペブルビーチゴルフリンクスに1インチ(2.5cm)未満の雨量しか降らなかったとき、ダルハマー氏と彼のスタッフは「クロス...
2014/02/08PGAコラム

タイガーの姪、シャイアンが豪州で2日目を終え首位浮上

アメリカ出身でタイガー・ウッズの姪であるシャイアン・ウッズが、欧州と豪州女子ツアー共催競技「ボルビックRACVレディスマスターズ」2日目のラウンドを「67」の6アンダーで終え、南アフリカのステーシー・リー・ブレグマンと並び、「136」の通算10アンダーで首位に立った。 同大会で通算8勝を挙げ、ディフェンディングチャンピオンとして臨んだカリー・ウェブは、2日目のスコアカード誤記により失格となった。ウェブは初日に続いて「74」の1オーバーというスコアカードに署名。本来であれば予選を通過するラインにいたが、実際ボギーを記録した12番ホールをパーと記入してしまい、カード提出後まで誤りに気付かなかった。...
2014/01/23PGAコラム

ラテンアメリカ・アマチュア選手権の開催決定

R&A、マスターズ委員会、USGAは21日(火)、2015年から「ラテンアメリカ・アマチュア選手権」を開催することを明らかにした。 アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで行われた発表によると、大会は09年に第1回大会が行われた「アジアパシフィックアマチュア選手権」と同様の仕組みで、優勝者は同年の「マスターズ」のほか、全英アマ、全米アマ、USGA主催のアマチュア大会の出場資格を得ることができる。また、2位以内の選手には全英、全米オープン最終予選の出場資格が与えられる。 第1回大会は、15年1月15日から18日まで、ブエノスアイレスにあるピラーゴルフクラブで開催。120名の出場選手は、ラテンアメリカ...
2014/02/09PGAコラム

「持ってる男」ジミー・ウォーカー、圧倒的な強さで首位を独走

ジミー・ウォーカーは「持ってる」のかもしれない。 フェデックスカップポイントで首位に立つ彼が今大会、3日目終了時点で叩いたボギーは1つだけ。2位以下にはなんと6打差をつけ、「AT&Tペブルビーチナショナルプロアマ」の最終日に臨む。 今季8戦目にして早くも3勝目が狙える位置にある、絶好調のウォーカー。3日目は雨と風の中「67」で回り、通算13アンダーでホールアウトした。彼がモントレー・ペニンシュラCCでマークした4アンダーは3日目の全コースの中でも最も低いスコアで、自身にとってもキャリア初の快挙だった。 この日は結局、午後5時43分(米太平洋時間、米東部時間の午後8時43分)に今大会2度目となる...
2014/02/09PGAコラム

タイガーの姪シャイアンがツアー初勝利に向け首位をキープ

欧州と豪州女子ツアー共催競技「ボルビックRACVレディスマスターズ」に出場中のシャイアン・ウッズが、3日目のラウンドを「71」の2アンダーとし首位をキープ。ツアー初勝利に向けて首位で最終日を迎えることとなった。 タイガー・ウッズの姪である23歳のシャイアンは、ロイヤルパインズリゾートでの3ラウンドを終え、「207」の通算12アンダーとしている。 シャイアンと首位タイで3日目をスタートしたステーシー・リー・ブレグマン(南アフリカ)は、1アンダーの「72」として通算11アンダーの2位に後退。1打差の3位には、この日「69」でホールアウトしたオーストラリア出身の17歳でアマチュアのミンジェー・リンが...
2014/04/03PGAコラム

タイガー・ウッズが苦しんだ、ケガの数々とは・・・

タイガー・ウッズは火曜日、痛めている背中の神経を良化させる手術を受けたため、しばらくの間、欠場することを発表した。 ウッズのマイクロディスク切除の手術は成功したが、少なくとも数週に渡ってツアー出場を見合わせることとなる。手術は現地時間2014年3月31日、ユタ州パークシティ市内の病院で行われた。 最近のウッズは、背中の痛みのために「ザ・ホンダクラシック」を棄権した。また「WGCキャデラック選手権」の最終日は、背中の痛みと戦いながらラウンドを続け、辛うじてホールアウトしたばかりだった。 ----------------------------------- ここでウッズが苦しんだ過去のケガを振...
2014/03/31PGAコラム

バレロテキサスオープン 使用ギア情報

フューリックは絶好調時のパターにスイッチ ジム・フューリックが原点回帰したようだ。彼は今週、キャリア最高賞金獲得に貢献したパターを再使用。しばらくオデッセイ「VERSA #1W」を使用してきたが、Yes!の「ソフィア」に変更した。2010年のFedexCup優勝と「ツアー選手権byコカ・コーラ」制覇を成し遂げたときにフューリックを支えたことで知られているギアに戻したのだ。 このパターの裏話については、2010年の「ドイツバンク選手権」まで遡る。パッティングが不調だった当時のフューリックは、3種類のパターを使い同年のFedexCupプレーオフを戦っていたが、とあるゴルフ店に立ち寄り、キズのついた...
2014/05/22PGAコラム

フォートワースの病院が、ウーストハイゼンの娘を救った

ルイ・ウーストハイゼンの2歳の娘ソフィアは、火曜日に左手の薬指を失う程のアクシデントがあった。しかし、クック・チルドレン・メディカルセンター(クック小児医療センター)の医師が助け、彼女は指を失わずに済んだのだ。 ウーストハイゼンはコロニアルで開催される「クラウンプラザインビテーショナル」へ参加する為、家族と共にホテルに滞在していた。火曜の朝に、バスルームのドアを閉めようとしたところ、娘のソフィアが反対側にいた、と彼は述べた。 「彼女の指が、ドアの留め具のところにあったんだ」と、ウーストハイゼン。「もう少しで、彼女の指を完璧に切り落としてしまうところだった」。 ウーストハイゼンはフォートワースに...
2014/05/31PGAコラム

復調を探るミケルソン「難しかった」

「ザ・メモリアルトーナメント」2日目、調子を取り戻したいフィル・ミケルソンは、わずかな歩みではあるが、復調の兆しを感じている。 ミュアフィールドでの初日の結果を見れば、きっかけになるようなことが必要だったのは明らかだった。ミケルソンは「70」でホールアウトし、通算2アンダーで予選を通過。上位とは差が離れているものの、出場したここ3大会中2大会、「マスターズ」と「ザ・プレーヤーズ選手権」で予選落ちとなったことを考えれば、週末を迎えられるのは朗報と言える。 ビッグレフティには、初日に首位グループに入れる可能性があった。しかし、首位と1打差で迎えたラスト3ホールで5オーバーと大叩きし、イーブンパーで...
2014/02/20PGAコラム

「WGCアクセンチュアマッチプレー選手権」初日振り返り(4)

SAM SNEAD BRACKET <勝者:R.スターン 5&4 Z.ジョンソン> スターンは大舞台でもやはり動じないようだ。「プレジデンツカップ」のシングルス戦ではタイガー・ウッズと接戦を繰り広げた後、今度はナンバーワンシードのジョンソンを2回戦に進出させなかった。スターンは見事なプレーで、序盤から試合をコントロールし、6バーディのノーボギーで、世界ランク6位を退けた。悪い知らせは、スターンの次の相手がハンター・メイハンということぐらいか。メイハンは、これまで2度対戦し、いずれもスターンを下している。「ここでは3度目の正直といきたいところ」とスターンは、メイハンとの再戦について語った。「だん...
2014/02/20PGAコラム

「WGCアクセンチュアマッチプレー選手権」初日振り返り(3)

GARY PLAYER BRACKET <勝者:M.クーチャー 3&2 B.ウィスバーガー> ベルント・ウィスバーガーを下したマット・クーチャーは、マッチプレーの通算成績を16勝3敗とした。この日のマッチ最大の見所は、奇妙な終わり方だった。クーチャーは14番でパットを決めれば勝利という場面だったが、ボールマーカーを戻し忘れてこのホールを落とし、2ホール後に試合を決めた。「特別な戦略は何もない」と、マッチプレーで圧倒的な強さを見せるクーチャーは話した。「いつものプレーと変わらない。ただ状況に応じたベストのショットを打つだけだ」。 次戦の相手:ライアン・ムーア <勝者:R.ムーア 1アップ J.ル...
2014/02/20PGAコラム

「WGCアクセンチュアマッチプレー選手権」初日振り返り(2)

BEN HOGAN BRACKET <I.ポールター 2&1 勝者:R.ファウラー> 第14シードのポールターに対し、ファウラーは7番までに3アップとした。10年大会覇者のポールターは流れをつかめず、12番までに2ダウン。ファウラーは13番でイーグルを決めた。第3シードのポールターは18番まで持ち込むチャンスはあったが、17番でのバーディを決められず敗れた。「僕は挑戦者だったよ」とファウラー。「もし勝者を予想するとしたら、僕もボールターの勝利を予想していたね」。 次戦の相手:ジミー・ウォーカー <勝者:J.ウォーカー 5&4 B.グレース> 第6シードのウォーカーは、フェデックスカップのトップ...
2014/02/20PGAコラム

「WGCアクセンチュアマッチプレー選手権」初日振り返り(1)

BOBBY JONES BRACKET <勝者:H.ステンソン 2&1 K.アフィバーンラト> 本大会で優勝した過去がありながら、ヘンリック・ステンソンは08年以降1回戦を勝ち抜けていなかったが、今回久々の勝利を挙げた。16番、17番でバーディを奪ってマッチを制し、通算成績を16勝3敗とした。気になるのは、08年以降世界ランク1位の選手が2回戦以降に一度も進出していないということだ。1回戦を勝利したステンソンは「まだ驚いている」と皮肉を込めて口にした。「厳しいマッチだった。キラデクは良い選手だ」 次戦の相手:ルイ・ウーストハイゼン <勝者:L.ウーストハイゼン 1アップ N.ワトニー> ルイ...
2014/02/17PGAコラム

オーガスタを襲った雪嵐でアイゼンハワーツリーが伐採される

オーガスタナショナルの代名詞であり、かつての現職米国大統領ですら切り倒せなかった17番ホールのアイゼンハワーツリーが、雪嵐でひどく損傷したために今週末に伐採された。 オーガスタナショナルGC会長のビリー・ペイン氏は、「アイゼンハワーツリーを失ったことは受け入れ難いニュースです。対応可能な最高の樹木医の意見を聞きましたが、残念ながら回復は不可能だと宣告されました」とコメントした。 「マスターズ」開催を2ヶ月後に控えているが、ペイン氏はそれ以外でコースに大きな被害は無いと話す。 アイゼンハワーツリーはテーダ松と呼ばれる種類で、17番フェアウェイの左サイド、ティから約210ヤード地点にそびえ立ち、ゴ...
2014/02/19PGAコラム

マッチプレーが持つ独特の難しさ

数分という短いスパンの間に、勝利と敗戦を繰り返す。期待された結末が、一瞬にして変わってしまう。 レティーフ・グーセンはボールを砂漠に打ち込み、アンプレアブルを適用した。ボールをフェアウェイに戻すと、190ヤードの4打目をホールに沈めバーディとした。ショートゲームが得意な選手として知られるブランド・スネデカーは、フェアウェイを捉えながらもウェッジショットをミスし50フィート地点までしか近付けず。4打目のパットを決め、グーセンとこのホールを引き分けた。 2選手がこれ以上に対照的な形で同じスコアを出すことは想像し難い。そして、これが米国ツアーの通常の大会で起きたことならば、面白いワンシーン以上にはな...
2014/02/21PGAコラム

「WGCアクセンチュアマッチプレー選手権」2日目振り返り(4)

BOBBY JONES BRACKET <勝者:L.ウーストハイゼン 4&3 H.ステンソン> ウーストハイゼンは今大会、出場5回にして初の第3回戦出場を果たす。トップシードのステンソンに圧勝したのだ。第8シードで参戦したウーストハイゼンはこれまで、ステンソンとの戦いに勝ったことがなかった。ステンソンは07年の本大会で優勝し、ダブマウンテンの別コースで行われた翌08年には3位でフィニッシュ。だがリッツカールトンGCに移ってからは6年間で1勝5敗だった。ウーストハイゼンはコンシード(相手が負けを認めること)と5.5メートルのイーグルパットを決めて、2ホールで2アップと一気に先制。一方のステンソン...
2014/02/21PGAコラム

「WGCアクセンチュアマッチプレー選手権」2日目振り返り(3)

GARY PLAYER BRACKET <勝者:J.スピース 5&4 T.ビヨーン> ビヨーンが通算15勝の欧州ツアーで初勝利を挙げた時は、まだ3歳だったスピース。デンマーク出身の彼は当時「WGCアクセンチュアマッチプレー選手権」でもプレーしていた。一方のスピースは今回が初出場。とはいうものの、今大会2日目では経験がものを言うことはほとんどなかった。安定したプレーのスピースはこの日、2番ホールで約1.5メートルのバーディパットを決め、「ライダーカップ」のベテランをたやすく下すべく順調なプレーを見せていた。第6シードのビヨーンに対し、第3シードで参戦したスピースは前半終了時点で4アップとリードし...
2014/02/21PGAコラム

「WGCアクセンチュアマッチプレー選手権」2日目振り返り(2)

SAM SNEAD BRACKET <勝者:V.デュビッソン 3&1 P.ハンソン> 本大会初参戦となるデュビッソン。彼がダブマウンテンで今週プレーすることは、「ライダーカップ」の欧州チームキャプテン、ポール・マギンリーを喜ばせることだろう。昨年末の欧州ツアーで初勝利を挙げた24歳のデュビッソンは今大会初日、最初の3ホールでバーディを奪って3アップとし、17番ホールで試合が終わった時点では5アンダーを記録していた。だが第15シードで登場し、初日はあのダスティン・ジョンソンを下したハンソンも負けてはいない。彼は5番ホールから3連続でバーディを奪い、オールスクエアに。その後デュビッソンが8番パー5...