BOBBY JONES BRACKET

＜勝者：H.ステンソン 2＆1 K.アフィバーンラト＞
本大会で優勝した過去がありながら、ヘンリック・ステンソンは08年以降1回戦を勝ち抜けていなかったが、今回久々の勝利を挙げた。16番、17番でバーディを奪ってマッチを制し、通算成績を16勝3敗とした。気になるのは、08年以降世界ランク1位の選手が2回戦以降に一度も進出していないということだ。1回戦を勝利したステンソンは「まだ驚いている」と皮肉を込めて口にした。「厳しいマッチだった。キラデクは良い選手だ」
次戦の相手：ルイ・ウーストハイゼン

＜勝者：L.ウーストハイゼン 1アップ N.ワトニー＞
ルイ・ウーストハイゼンは最終ホールで2メートル強のパットを沈めてパーセーブし、11年、12年に2年続けて3回戦進出しているニック・ワトニーを下した。「ボルボゴルフチャンピオンズ」を制したばかりのウーストハイゼンは6バーディを奪い、終盤に追い上げを見せたワトニーを振り切った。ウーストハイゼンはこれで通算3勝4敗、2年連続で1回戦を勝利した。
次戦の相手：ヘンリック・ステンソン

＜勝者：B.スネデカー 1アップ D.リン（20ホール）＞
ブラント・スネデカーがこのマッチで最初のリードを奪ったのは、20ホール目で3メートル弱のバーディパットを決めたときだった。デビッド・リンは2、3番でバーディを奪って序盤2アップとし、5番はスネデカーが4メートルのパットを沈めて勝利。リンの1アップでバックナインに突入し、リンは13番でバーディを奪いリードを広げた。スネデカーは14番で5メートル半のバーディを決め、そして17番でリンがボギーを叩きマッチはタイとなり、エキストラホールに突入。面白いことに、スネデカーは2回戦でリンが昨年の1回戦で敗れたウェブ・シンプソンと対戦する。「良いプレーと悪いプレーがあったが、悪いプレーをなくしていかなければいけないね」とスネデカー。「最後の4、5ホールでは良いショットが打てたし、パットも良かった。調子が悪くても何とか生き残るマッチもある。今日はそれができたよ」
次戦の相手：ウェブ・シンプソン

＜勝者：W.シンプソン 3＆2 T.ジェイディ＞
3バーディ3ボギーだったタイのベテラン、トンチャイ・ジェイディに対し、シンプソンはスコアでは3アンダーだった。ジェイディは序盤好調で、2、4番でバーディを奪い勝利。シンプソンは5、7番のパーで勝利し、マッチをタイに戻した。シンプソンは9番で3メートル強のバーディパットを決め、1アップでバックナインへ。シンプソンは10番も勝利し2アップとし、13番で3アップとした。
次戦の相手：ブラント・スネデカー

＜勝者：J.デイ 2アップ T.オルセン＞
第2シードのジェイソン・デイはノーボギーのラウンドで、初出場のオルセンを下した。オルセンは序盤にリードを奪ったが、8番でデイが2メートルのパットを決めタイに。デイは11、12番での連続バーディで2アップとし、18番で4フィートのパットで試合を決めた。「今日はメンタル面で厳しい1日だった」とデイ。「できる限りの良いプレーができたよ」。
次戦の相手：ビリー・ホーシェル

＜J.ドナルドソン 6＆5 勝者：B.ホーシェル＞
第10シードのホーシェルのマッチが、我々が見る前に終わってしまったのは残念で仕方ない。ホーシェルは13ホールで6バーディ、ノーボギーのプレーをし、第7シードのドナルドソンを下した。「今日は本当に良いプレーができた」とホーシェル。「ノーボギーだったし、これはマッチプレーだ。何でも起こりえる。ジェイミーはいくつかのミスをし、僕は有利に立つことができた」
次戦の相手：ジェイソン・デイ

＜S.ストリッカー 3＆1 勝者：G.クッツェー＞
今大会、出場が疑問視されていたスティーブ・ストリッカー。結局、出場はしたものの1回戦で姿を消した。フロントナインで4ボギーを叩くとそのまま挽回できず、第14シードのジョージ・クッツェーに敗戦。クッツェーは13ホール連続でパーとし、最後の3ホール中2ホールでバーディを奪い勝負を決めた。
次戦の相手：パトリック・リード

＜G.デラエ 1アップ 勝者：P.リード＞
二人のバーディマシンによるマッチは、1.5メートルのパーパットにより決着が着いた。NCAA選手権の2度のマッチプレーで無敗を誇ったパトリック・リードはこの日、バックナインでの3バーディで逆転し、グラハム・デラエを下した。デラエは18番であわや12メートルのバーディパットを決めエキストラホールに持ち込むところだった。「グラハムは良い選手だよ」とリード。「完璧に突き放さない限り、彼は追い上げてくるんだ」。
次戦の相手：ジョージ・クッツェー