2011/03/18アマ・その他

【GDOEYE】今田竜二が被災地へ向け“バーディ基金”を立ち上げ

フロリダ州ウェスティンイニスブルックリゾートで17日(木)に開幕した米国PGAツアー第12戦「トランジションズ選手権」。同大会に出場している今田竜二が、東北地方太平洋沖地震から続く国内の被災者に向けたバーディ基金を呼びかけた。 今大会でバーディを一つ奪う毎に1000ドルを寄付するもので、本人はもちろん既にビジェイ・シン(フィジー)をはじめ、デビッド・デュバル、ロリー・サバティーニ(南アフリカ)らが賛同。集まった募金はPGAツアーを通じて米国の赤十字組織に送る予定となっている。 「先週から何かできないかと考えていた。ツアーで協力してサポートできないかと」という今田はこの日の朝までに、自ら筆を執...
2010/09/17国内男子

【GDO EYE】中嶋常幸、予選落ちでも多くのファンを魅了!

国内男子ツアー「ANAオープンゴルフトーナメント」の2日目。ベテランの中嶋常幸が随所でファンを沸かせた。スタートの1番ではグリーン奥のカラーから6mをパットで決め手バーディ。後半の14番パー4では、やはり2打目がグリーンをオーバー。しかし、ダウンヒルの難しいライでグリーンも下り傾斜となっていたが、絶妙なアプローチでピン横50センチにつけた。 そして最終18番も、今度は2打目がグリーン手前のカラーに止まったが、上り8mのスライスラインを読みきり、またしても得意の長尺パターでバーディを奪い、スタンドにいたギャラリーから大歓声を受けた。 中嶋は昨年この大会で最終日に追い上げを見せて、優勝した谷口徹に...
2010/09/16国内男子

【GDO EYE】ANAオープンで大盛況!「てっぽう汁無料サービス」

国内男子ツアー「ANAオープン」が開催されている北海道名物「てっぽう汁」を求めてコース内に長蛇の列ができていた。これはANAオープンで毎年行われているギャラリーサービスで、数量は限定だが無料で提供している。 てっぽう汁は、ごぼうや里芋、ネギなどの野菜が入った味噌汁のような見た目だが、その味噌には北海道名産の蟹の味噌がふんだんに使用されている。蟹の足も一緒に煮込まれているため、周囲は蟹の香りが漂うほどだ。 列で順番を待つギャラリーに話を聞くと「毎年楽しみにしているのよ!」という返答が返ってくる。無料ということで、20分待ちでも全く苦にならないようだ。 大会初日にはてっぽう汁を求めて最大100名も...
2010/09/26国内男子

【GDO EYE】遼VSキョンテ、日韓戦の次は賞金王争い!

今月始めの「フジサンケイクラシック」で今季2勝目を挙げ、賞金ランクトップに立った石川遼。それから2試合後、今週の「アジアパシフィック パナソニックオープン」を終えて賞金ランクトップに立ったのは、韓国の静かなる実力者、キム・キョンテだった。 今週も好調なアイアンショットを駆使し、優勝したブレンダン・ジョーンズ(オーストラリア)に次ぐ「67」をマーク。派手なガッツポーズを見せることなく淡々とバーディを重ね、気がつけば上位でフィニッシュしている。それが、キョンテの印象だ。 この2人、先の「現代キャピタル招待 韓日プロゴルフ対抗戦」最終日では、シングルス戦で直接対決を繰り広げた。結果は、キョンテの圧勝...
2010/09/12国内男子

【GDO EYE】勝利の裏に、智将・青木の活躍あり

「現代キャピタル 韓日プロゴルフ対抗戦」最終日は、10人総当りによるシングルス戦。ポイントが大きく変動する上に、後続になればなるほど責任とプレッシャーを背負うことになる。スタート順が、結果に大きく左右することは言うまでも無い。 そこでキャプテンを務める青木功は、思案の上に1つの作戦を練り出す。前日の記者会見で、青木は次のように明かした。「ベテランを先に持っていき、1つでもリードしてくれれば後が良いリズムでやってくれるのでは」。そこで決定したスタート順は、前半に藤田寛之や宮本勝昌、横尾要らベテランを前半に。薗田峻輔、石川遼、池田勇太ら若手を後半に配置する。 この作戦がピタリと当たった。ベテラン勢...
2010/10/03国内男子

【GDO EYE】兼本貴司「16番で負けていた!」

愛知県の三好カントリー倶楽部西コースで開催されている、国内男子ツアー第17戦「コカ・コーラ東海クラシック」の最終日。通算7アンダーの単独首位でスタートした兼本貴司は、2バーディ、1ボギーでスコアを1つ伸ばし通算8アンダーでホールアウト。藤田寛之、松村道央とのプレーオフ進出を決めた。 しかし、そのプレーオフ1ホール目に2打目をグリーン奥のラフに入れると、3打目のアプローチがクラブフェースのトウ側に当たるミスショット。7mのパーパットを残し、ボギーでいち早く脱落してしまった。 クラブハウスに戻った兼本は、プレーオフのミスと17番で唯一叩いたボギーを悔やむが、試合ではその前の16番で既に負けていたと...
2010/09/30国内男子

【GDO EYE】上井邦浩、所属コースで100位の出遅れ!

国内男子ツアー「コカ・コーラ東海クラシック」が、今年も愛知県の三好カントリー倶楽部・西コースで開幕した。最も注目されるのは大会連覇を狙う石川遼だが、もう一人多くの声援を受けてラウンドする選手がいる。三好CC所属の上井邦浩だ。 2005年からツアーに参戦している上井は、06年からこの大会に出場している。06年が91位タイで予選落ちとなったが、07年は30位タイ。08年には生涯最高順位の4位タイに入った。ところが、昨年は81位タイで予選落ちを喫し、今大会は初日に8オーバーの「80」というスコアで、参加108名中100位タイと大きく出遅れしまった。 ラウンドを終えた上井はすぐに練習場に向かうと、2時...
2010/10/02国内男子

【GDO EYE】首位タイスタートの朴が署名漏れで失格!

国内男子ツアー第17戦「コカ・コーラ東海クラシック」の2日目に、通算6アンダーの首位タイに浮上した韓国の朴星俊が、第3ラウンドを終えてアテストをする際にサイン漏れをしたため失格になってしまった。 第3ラウンドはスコアを1つ落としたが、通算5アンダーの3位タイでホールアウトしたはずだった。トーナメントでは、ラウンド終了後に同じ組でラウンドする選手がマーカーとして、対象選手のスコアを記入し、自身のサインをしたあと、その選手にスコアカードを渡す。そして、スコアカードを受け取った選手は内容に問題ないか確認し、自分のサインをしてから競技委員に提出してアテスト場を出ることになっている。 ところが、この日の...
2011/04/11マスターズ

【GDO EYE】石川遼が3度目のマスターズで得たもの

石川遼にとって3度目の出場となった2011年「マスターズ」。初の予選突破を果たし、通算3アンダーの20位タイという結果は、紛れもなく石川の成長を感じさせるものだった。同時に、未知の世界だった決勝ラウンドを体感し、多くの刺激を得る4日間になったことだろう。 「消極的なゴルフを露呈してしまった」と後悔を滲ませた3日目。「ガラリと雰囲気が変わった。選手たちからは上に行く気持ちが強く感じられ、ギリギリで予選を突破しても優勝を諦めない人ばかりだった」。身上とする攻めのプレーを心がけているつもりでも、それがボールに伝わらない。対して、回りの選手たちの優勝にかける強い執念。「自分が日本でプレーすると“どこに...
2011/04/10マスターズ

【GDO EYE】オーガスタで「61」の男が登場! その正体とは・・・

今年の「マスターズ」予選突破者は、通算1オーバー43位タイまでの49人。決勝ラウンドはツーサム形式のため、予選通過者が奇数の年は、例年1人だけの組合せになる選手が出てきてしまう。 今年あぶれてしまったのがアーニー・エルス。この場合、1人で回るか、もしくは競技に関係なくプレーだけを行う“プレイングマーカー”を同伴させるかの選択ができるという。だが、「(選択できることを)知らなかったよ」とエルス。そのままティグラウンドに行くと、1人のプレイングマーカーが待ち受けていた。 ジェフ・ノックス氏、48歳。オーガスタナショナルのメンバーであり、03年にはメンバーティから「61」をマークしたこともあるという...
2011/04/17国内男子

【GDO EYE】プレー中にギャラリーに怒鳴られ困惑する上井邦浩

国内男子ツアー2011年の開幕戦「東建ホームメイトカップ」の最終日は、快晴微風で最高気温は20度にもおよぶ絶好のゴルフ観戦日より。優勝争いをする最終組では高山忠洋、片山晋呉、そして石川遼の3人がラウンドすることもあり、19,021人ものギャラリーが会場に集まった。 ギャラリーが多いと歓声の迫力も増し、戦う選手たちの気合いの入り方も違ってくる。しかし、その一方でトラブルが発生してしまう可能性も高まってしまう。 ラウンド中に選手の打ったボールがギャラリーに当たってしまう打球事故の可能性も、ギャラリー数が増えれば必然的に確率も少しは上がってしまうもの。最終組でラウンドした片山も4番パー5の2打目を...
2011/04/14国内男子

【GDO EYE】片山晋呉「マスターズは見るものじゃない!出るものだ」

2011年の国内男子ツアー開幕戦「東建ホームメイトカップ」の初日に、10年前にこの大会を制した片山晋呉が、1イーグル、4バーディの6アンダーをマークして首位タイに立った。「この風だからアンダーパーは出ると思ったけど・・・」という片山。この日はコースを吹きぬける強風は出ず、穏やかな1日だった。 好スコアの要因は、片山が分析するには技術面ではなく精神面が大きいという。オフシーズンには例年通り宮崎県で合宿を行ったが、今年はメンタル面の強化も行った。「僕は自分が思っていることを、あまり吐き出さないんです。でも今はカウンセリングとかで言うようにしています。それと、11年ぶりにコンビを組むキャディからも、...
2011/04/13国内男子

【GDO EYE】「ただいま!」2年間の兵役を終えてドンファンが復帰

2008年のツアー最終戦「日本シリーズJTカップ」を終えて「2011年に帰ってきます」と一言残して母国韓国に戻ったドンファン。その後は2年間の兵役生活を空軍のスポーツセンターで送った。そのドンファンが、明日開幕する2011年のツアー開幕戦「東建ホームメイトカップ」から復帰する。 練習ラウンドのためにコースに現れたドンファンに「お帰り!」という挨拶が飛び交う。「あー、全然変わってないね」と握手を交わしたが、日本語の話し方などは2年前と同レベルか、少し滑らかさが増したようだ。 「日本語は忘れたくないから、休みの日には日本にいる友人に電話をしたり、普段はトイレに入って『ドンファン、今日も調子いいね!...
2011/04/22国内男子

【GDOEYE】池田勇太の“鬼門”-4年連続で予選落ち

兵庫県の山の原ゴルフクラブ 山の原コースで行われている国内男子ツアー第2戦「つるやオープンゴルフトーナメント」。正午前から雨模様となった2日目、池田勇太が通算イーブンパーの82位タイで予選落ちを喫した。 1アンダーの50位タイで第2ラウンドを迎えた池田は出だしの1番でバーディ発進しながらも、その後4つのボギーを叩いた。13番からの2連続バーディで予選通過の当落線上に立ったが結局それ以降は伸ばせず「72」。カットラインに2打届かず、あえなく2日間でコースを去ることになった。 池田はこの「つるや―」で、どういうわけか決勝ラウンドに進めない。初出場の2008年からこれでなんと4年連続で予選落ちだ。今...
2011/04/16国内男子

【GDO EYE】池田勇太は最終組の1つ前から逆転Vを狙う

国内男子ツアー開幕戦「東建ホームメイトカップ」の3日目は、1日中強風が吹き荒れた。通算5アンダー7位タイからスタートした池田勇太は、その風を気にもせずに序盤2つのバーディを奪う。ところが、6番以降3つのボギーを叩き、スコアを1つ落してしまった。 1番、2番とパーセーブをした池田は、3番パー3でバーディを奪った。続く4番パー5も3打目でグリーン奥のカラーに運ぶと、下りで5mのデリケートなラインを読みきって連続バーディ。この時点で首位と1打差の2位タイまで浮上していた。 しかし、その後はバーディを奪えずストレスの溜まるラウンドになってしまった。「後半も悪くはなかったけど、バックナインでバーディな...
2011/04/15国内男子

【GDO EYE】2位タイの上井邦浩「今年は最後まで気合いで行きます!」

国内男子ツアー2011年の開幕戦「東建ホームメイトカップ」で、初日の5アンダー3位タイにつけた上井邦浩が、2日目もスコアを3つ伸ばして通算8アンダーの2位タイと順位を1つ上げた。 この日は4番パー5で2打目をグリーン左サイドのラフまで運ぶと、バンカー越えで30ヤードのアプローチをピン奥3mにつけてバーディを奪った。しかし、続く5番はティショットが思ったよりも飛びすぎてトラブル、ダブルボギーを叩いてしまう。 「あそこで完全に悪い流れを引き込んでしまいました」という上井は、8番で3パットのボギーを叩き、3アンダーまでスコアを落してしまう。しかし、ここで気持ちを切らさずにパーセーブを繰り返すと、後半...
2011/04/23国内男子

【GDOEYE】復活を誓う矢野東が暫定2位タイに

「ありますね、何か」。ナイスラウンドの終わりを好プレーで締めくくった男の口は滑らかだった。 兵庫県の山の原ゴルフクラブ 山の原コースで行われている国内男子ツアー第2戦「つるやオープンゴルフトーナメント」は3日目、降雨によるコースコンディション不良の影響で5時間32分に及ぶ一時中断があり日没サスペンデッドに。通算14アンダーとした近藤共弘が暫定で単独首位を守る中、復活を期す矢野東が「66」をマークし3打差の暫定2位に浮上した。 17番までに6バーディ、1ボギーと5つスコアを伸ばして最終18番を迎えた矢野。ティショットを左サイドへ打ち出すと、ボールはラフに止まった。しかしこの第2打、残り165ヤ...
2011/05/15日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯

【GDOEYE】河井博大、先輩・田中秀道の思いに報いてツアー初優勝

80センチのウイニングパットがカップに沈むと、苦労で満ちた歳月がフラッシュバックした。「本当に長かった。ただ、それだけです。96年にプロテストに合格して、今日の今日まで長かった――」。兵庫県の小野東洋ゴルフ倶楽部で行われた「日本プロゴルフ選手権 日清カップヌードル杯」。最終日に「68」をマークした河井博大が悲願のツアー初優勝を飾った。 今季の国内メジャー初戦の大舞台。最終ラウンドでツアー未勝利の39歳を待っていたのは2008、09年の韓国ツアー賞金王ベ・サンムンとの熾烈な優勝争い。ともに通算6アンダーからスタートすると、両者前半で2つスコアを伸ばして折り返した。 後半インに入り、パーを並べた...
2011/04/30国内男子

【GDO EYE】初挑戦、初優勝へ!薗田峻輔が4位浮上

「まあ、終わりよければすべて良しです」というのは、「中日クラウンズ」3日目を通算6アンダーの4位で終えた薗田峻輔。13番までは3バーディを奪ってスコアを伸ばしたが、14番、15番と連続ボギー。それでも、17番をナイスパーで切り抜けると、3日間で一番の難易度を誇る最終18番でバーディフィニッシュ。自然と笑みがこぼれた。 昨年6月の「ミズノオープン」でツアー初優勝を飾った薗田だが、シーズン後半はトップ10に入ることもままならなかった。それには理由がある。「HSBC、全英でも感じたことを試合で試したかった」と、あえてシーズン終盤にアイアンのクラブチェンジを敢行。これまでのキャビティからマッスルバッ...
2011/04/28国内男子

【GDO EYE】ジャンボ尾崎、杉原輝雄の想いを背負って

「中日クラウンズ」初日、朝の練習場で石川遼はジャンボ尾崎に声を掛けられた。「今年は体調がいいし、コースを歩くことに慣れてくれば、俺はいつでもお前とやれるぞ」。その言葉を聞いて、「嬉しかったし、おーっていうか鳥肌が立つのを感じました」と石川は言う。大会初日、その尾崎が通算3アンダーで首位と2打差の3位発進。大会最多タイの5勝を挙げている尾崎が、言葉通りの存在感を見せつけた。 なによりも、その明るい表情が調子の良さを雄弁に物語る。震災からの復興に願を掛けた禁煙も今日で6日目。ラウンド中に煙草を吸いたくなってイライラしないかという問いにも、「人生前向きにいかなぁ。そんなもんでイライラしちゃいかんよ」...