宅島美香 2009年 フェアウェイウッド正面

ツアーでも人気の高い宅島美香のフェアウェイウッドスイング(正面アングル)は今後さらなる飛躍を感じさせるポテンシャルを秘めている。肩幅よりも少し広めのスタンスや重心を低くした構えは「飛ばしたい！」という力を蓄えているアドレスになっている。今後の課題は腕の振りと体の捻転の関係を理解すること。動かす順番と調和することが少しずれている。テークバックでは右肩が早く廻りすぎている。両腕が10時を指したところで肩はトップの位置に収まってしまっている。またダウンスイングでは左腰の切り方が空回りしてしまっている。インパクト前からは全く足が使えていない。練習方法としては総重量の重いクラブをゆっくり素振りしながら上半身と下半身の調和を考えてること。もっと楽に振って結果的にもっと強いエネルギーをボールに伝えることができるはず。アゲンストの風に対しても強い弾道で打ち抜くことが可能となるだろう。 アンディー和田