宅島美香 2008年 ドライバー後方

飛行線後方のアングルから観察できる宅島美香のドライバースイングからは全体の前傾姿勢やクラブヘッド、シャフトプレーンの動きがよくわかる。前傾姿勢に対してうまく肩の回転ができている点はGOOD。前傾姿勢の分左肩が少し下がるイメージがあっていいのだがアマチュアゴルファーは肩を地面と平行させるイメージを持つ方が多いので参考にして欲しい。 テークバック途中のポジションで両手の位置が少し内側に入りすぎている分、軌道がフラット気味になっている。理想としては両腕と肩の二等辺三角形の間にシャフトを入れることができればとよくいわれる。宅島はクラブを少しインサイドに引きすぎてしまっている。そんな中ダウンスイングではしっかりインサイドからクラブを引き下ろしている点は見事。フォロースルーでもシャフトは左肩よりも下側を通過していく点も評価は高い。正面からのアングルでも感じたがテークバックで左手首のコッキングを少し使えるようになるとシャフトが鋭角に引き上げていけるのでいい位置に収めることができると感じる。まずはシャフトが短いショートアイアンからこの動きを感じ取って欲しい。 アンディー和田