1500万ドルは誰の手に? 「フェデックスカッププレーオフ」とは
2021年 BMW選手権
期間:08/26〜08/29 場所:ケイブスバレーGC(メリーランド州)
松山英樹8年連続進出へ マキロイは正念場 わずか30枚の最終戦切符をつかむのは
◇米国男子プレーオフ第2戦◇BMW選手権 事前情報◇ケイブスバレーGC(メリーランド州)◇7542yd(パー72)
PGAツアーの2020―21年シーズンを締めくくるプレーオフシリーズの第2戦が26日(木)に開幕する。ハリケーンの影響で月曜決着となった初戦「ザ・ノーザントラスト」を経てふるいにかけられた70人の選手が、予選カットなしの4日間大会で最終戦「ツアー選手権」(ジョージア州イーストレイクGC)行きをかけた30枚の切符を争う。
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オーガスタナショナルGCの改造を手掛けたトム・ファジオの設計で1991年にオープンしたメリーランド州ケイブスバレーGC。2002年「全米シニアオープン」、17年「シニアプレーヤーズ選手権」といったシニアツアー競技、14年に女子の団体戦「インターナショナルクラウン」が行われたことはあったが、PGAツアーのトーナメントは初開催となる。
同州ボルチモア・オリオールズ一筋で活躍した大リーガー、カル・リプケンJr氏もコースのメンバーに名前を連ねており、試合のアンバサダーを務める予定となっている。
イリノイ州オリンピアフィールズCCが舞台だった昨年大会は当時世界ランキング2位のジョン・ラーム(スペイン)が同1位ダスティン・ジョンソンを撃破。ジョンソンが正規18番で13m、ラームがプレーオフ1ホール目で20mの超ロングパットを沈める白熱の好勝負を演じた。
プレーオフシリーズに入って通常の4倍のポイントが加算されるフェデックスカップポイントレースは混戦模様。前戦優勝のトニー・フィナウが一気にトップに立ち、ディフェンディングのラームが2位、フィナウにプレーオフで惜敗したキャメロン・スミス(オーストラリア)が3位で追う。
最終日最終組を回るなど昨年優勝争いに加わった松山英樹は、8年連続の「ツアー選手権」進出へポイントランク16位で迎える。2シーズン前の年間王者ロリー・マキロイ(北アイルランド)は28位と油断ならないポジション。松山と同じ記録がかかるパトリック・リードは26位と圏内にいるものの、間質性肺炎のため欠場する。
<主な出場予定選手>※カッコ内はポイントランク
ジョン・ラーム(2)、パトリック・カントレー(4)、ブライソン・デシャンボー(9)、トニー・フィナウ(1)、ダスティン・ジョンソン(22)、ブルックス・ケプカ(15)、松山英樹(16)、ロリー・マキロイ(28)、フィル・ミケルソン(70)、コリン・モリカワ(6)、ザンダー・シャウフェレ(13)、キャメロン・スミス(3)、ジョーダン・スピース(7)、ジャスティン・トーマス(5)