「グレーターミルウォーキーオープン」優勝者インタビュー
2001年 グレーターミルウォーキーオープン
期間:07/12〜07/15 場所:ブラウンディアパークGC(ウィスコンシン州)
またもや大混戦の中に丸山が居る。しかし今回こそはチャンスだ!
米国男子ツアー「グレーター・ミルウォーキーオープン」の3日目。前日の上位陣が伸び悩んだのに対し、驚異的な追い上げを見せる選手が現れ最終日を前に大混戦となった。そして、2日目に3位につけていた丸山茂樹がこの日もスコアを4つ伸ばし13アンダーで2位タイに浮上した。
首位に立ったのは7打伸ばし14アンダーのJ.スルーマン。7アンダー11位からスタートしたスルーマンは、7バーディ、ノーボギーでのラウンドとなった。過去5勝を上げているが1999年のこの大会以降は優勝から遠ざかっている。
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そしてこの日のベストスコア62をマークし、9ストロークという驚異的な伸びを見せたのがH.フレーザーだ。前半で6バーディ、後半でも3バーディと完璧なゴルフで28位から急浮上した。
丸山と同じ13アンダーに前日首位のK.ペリーも含め3人、さらに2打差の11アンダーが3人、10アンダーには先週優勝のS.ホークやB.ガイバーバーなど6人が並ぶ混戦状態となった。ハイスコアが出やすいこのコースだけに、最終日に誰が抜け出してくるかまったく想像がつかない。
しかし、試合の展開から考えると丸山が有利という見方ができる。首位のスルーマン、9打伸ばしたフレーザーは2日連続でハイスコアをマークすることは難しく、ペリーはこの日イーブンパーだったので、実質的にはスコアを落としてしまった感じで最終日に盛り返すのはきつい。そして、丸山は1日置きに好スコアをマークする傾向があるのと、連日最終ホールでいいバーディを奪っているだけに翌日につながっている。あとは、5位以下がどれだけ伸ばしてくるかだが、丸山が64、5を出せば確実、66でも初優勝が見えてくる。全英を目前に夢の初優勝を狙ってもらいたい。