GDO編集部が選ぶ 2012年国内男子ツアー10大ニュース
2002年 ベライゾン・バイロンネルソン クラシック
期間:05/09〜05/12 場所:TPCフォーシーズンリゾート、コットンウッドバレイGC(テキサス州)
丸山茂樹がスコアを伸ばし単独首位をキープ。ツアー2勝目に王手
米国男子ツアー「ベライゾン バイロン ネルソンクラシック」は、丸山茂樹が単独首位に立った。そして10アンダースタートした3日目もスコアを2つ伸ばし、2位に3打差で単独首位をキープし最終日を迎えることになった。
前日までとは風が変わり、各選手思うようにスコアを伸ばすことができなかった。丸山も前日4連続バーディを奪ったアウトコースで2つ伸ばしたが、インではパーをキープするのが精一杯。中盤12番でこの日3つ目のボギーを叩き追ってきたP.ミケルソン、L.ジャンセンに1打差まで迫られた。
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しかし、14番パー3でバーディを奪うと最終18番でもスコアを伸ばした。途中我慢のゴルフになったが、上がりホールでバーディを奪えたのは最終日につながる最高の「マルちゃんスマイル」だった。
終盤スコアを伸ばした丸山とは対照的に、ミケルソン、ジャンセンは失速してしまった。代わって丸山の背後につけたのは、5アンダー14位からスタートしたC.ベックマン。この日4つ伸ばして9アンダー単独2位に浮上した。
さらに好スコアをマークしたのは60位からスタートしたE.エルスだった。6バーディ、ノーボギーで8アンダーまで伸ばし3位に急浮上。エルスは1995年にこの大会で勝っているため、丸山にとっては驚異的な存在だ。
そして、マスターズ以来の出場になるT.ウッズも順位を上げてきた。初日96位、2日目に65をマークして25位まで浮上。3日目にどこまで伸ばしてくるか注目したが、パッティングが思うように決まらず1つしか伸ばせなかった。しかし、順位は13位、首位の丸山とは7ストローク差。ウッズの爆発力を考えると丸山も安心できる差ではなさそうだ。
昨年ツアー初優勝を上げた丸山だが、翌週に全英オープンが控えていたこともありトップクラスの選手がいなかった。「フィールドが低い」大会での優勝という見方をされたが、今回は世界ランキングトップ10の内8名が出場している。初優勝よりも難しいと言われる2勝目を世界レベルの大会で達成してもらいたい。