遼、今季2戦目 タイガーの得意コースを警戒
2002年 ビュイックインビテーショナル
期間:02/07〜02/10 場所:トーリー・パインズCC(カリフォルニア州)
優勝争いのはずが、タイガーぎりぎりで予選を通過
米国男子ツアー「ビュイック・インビテーショナル」は、トーリー・パインズCCで開催されているのだが、ノースコースとサウスコースの難易度が極端に違い、選手のリズムをも狂わせた。
初日ノースコースを6バーディと好発進したT.ウッズが、サウスコースで別人のようなプレーをしてしまった。スタートの1番ホールでボギーを叩くと、3番パー3でダボ、4番でもボギーとあっという間に2アンダーまで後退した。この日の予選カットラインは1アンダーか、2アンダーと見られていたため、首位争いを演じるかと思われていたウッズが、予選落ちのピンチになってしまった。
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ウッズの予選落ち、それは5年前にさかのぼらなければならない。1997年のベルカナディアンオープン以来プロ入り2度目となる。中盤持ち直したウッズだが、17番でダブルボギーを叩き、イーブンパーとなり本当にピンチを迎えた。しかし、最終18番でバーディを奪い1アンダー69位タイでぎりぎりセーフ。予選を通過した89名中最も悪い77の大叩きとなった。
首位はベテランのJ.LルイスとK.ジョーンズ。ともに初日ノースコースで4アンダーをマークし、2日目に難しいサウスコースで5ストローク伸ばしてきた。また、初日サウスコースのベストスコア67をマークしたM.オメーラも、ノースコースで確実にスコアを伸ばし8アンダー3位につけている。
この試合5人の日本選手が出場しているが、好調の横尾要がサウスコースで1ストローク伸ばし通算3アンダーで39位、初日と同じ順位をキープ。初日バーディなしの1ボギー、1ダブルボギーを叩いた丸山茂樹が、ノースコースで6バーディを奪い通算2アンダー55位まで浮上してきた。
また、初日スコアを伸ばしやすいノースコースで1オーバーだった田中秀道は、サウスコースで2アンダーをマークし通算1アンダー、ウッズと同じ69位タイで予選を突破した。スポット参戦組に谷口徹、宮本勝昌はスコアを崩し残念ながら予選落ちとなった。