馬場咲希の優勝クラブは“男子並み”ハードセッティング
◇女子アマチュア◇全米女子アマ 最終日(14日)◇チェンバーズベイGC(ワシントン州)◇6541yd(パー73)
17歳の馬場咲希が1985年の服部道子以来、日本勢として37年ぶりに「全米女子アマチュア選手権」を制した。ブリヂストンのクラブを長く愛用しており、テーラーメイドのパターを除く13本とボールが全て同社製。用具担当者の声からも、10代の女子アマの枠を超えた潜在能力の高さをうかがわせる。
<< 下に続く >>
1Wのブリヂストン B-Limited B1は、最新「Bシリーズ」の中でもとくにハードヒッター向けのモデル。打球の強さと程よい捕まり感、操作性が17歳の目にとまった。シャフトも男子プロと同等と言えるほどのハードなものだ。
ユーティリティ(ブリヂストン B1 HY)も小ぶりで操作性が高いモデルをチョイス。ロフト18度では球を上げにくい女子プロもいるが、馬場の場合は十分な高さが出るという。
ブリヂストン 201CB アイアンは4番からPWまでの7本をバッグに。決勝戦では序盤の5番ホール、フェアウェイバンカーから残り180ydの第2打をこの4Iでピンそば4mにつける圧巻のショットを見せ、ギャラリーをざわつかせた。装着しているスチールシャフトは日本ツアーで屈指の飛距離を誇る渡邉彩香と同じ日本シャフト NSプロ モーダス3 ツアー105(硬さS)となっている。
<全米女子アマのクラブセッティング>
ドライバー:ブリヂストン B-Limited B1(ロフト9.5度)
シャフト:グラファイトデザイン ツアーAD DI(重さ60g台、硬さS)
フェアウェイウッド:ブリヂストン ツアーB XD-Fプロトタイプ(3番15度)
ユーティリティ:ブリヂストン B1 HY(18度)
アイアン:ブリヂストン 201CB(4番-PW)
ウェッジ:ブリヂストン BRM(50、54、58度)
パター:テーラーメイド TP コレクション HYDRO BLAST ジュノ TB2
ボール:ブリヂストン ツアーB X