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「PXG」のPWが優勝の決め手 成田美寿々の優勝ギア

大会名:宮里藍 サントリーレディスオープン
日時:2018年6月7日(木)~10日(日)
開催コース:六甲国際ゴルフ倶楽部(兵庫県)
優勝者:成田美寿々

プレーオフ4ホールを含む、4日間76ホールの激戦を制した成田美寿々は、優勝会見で開口一番こういった。「76ホール体力が持って、集中力が切れなかったのはトレーニングのおかげ。今年は体力強化を図ってトレーニング量を増やしてきた。シーズン中も週に1回、1時間ちょっとはやっています。一番に言いたかったのはこれなんですけど…」。そう言って笑った裏には理由があった。

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成田が今年2月に出場した米国女子ツアー「ホンダ LPGAタイランド」(タイ)で優勝したジェシカ・コルダは4日間通算25アンダー。対する成田は通算2アンダー44位。「正直、私が調子よくても25アンダーは出ないと思った。得意だと思っていたショットが全く通用しなかった。球の高さや、球を止める技術がまったく違う。そこから火がついた」という。海外選手は試合中もトレーニングに明け暮れている。「体格で負けているのに、日本人がやらなくてどうするんだ」と、安福一貴トレーナーとうなずきあった。

だが、女子プロゴルファーがトレーニングをすることに対する周囲の理解は、日本ではまだ高くない。トレーニングの様子をSNSに投稿すると、「そんなに筋肉をつけて何になるの?」というコメントも少なくなかった。父・俊弘さんにすら「体を休めたり、練習した方がいいんじゃないの?」と諭されたが、信念は曲げなかった。「『ほら、どう?76ホールできたのはトレーニングのおかげです』って言いたいです」と、結果でそれを証明した。

体を整え、クラブも整えた。プレーオフ4ホール目の第2打は、左足下がりのライからピンまで120yd。PWでパンチショット気味に打った球をピン手前にピタリとつけてバーディで締めくくった。

休みを取った前週は、都内の「大蔵ゴルフスタジオ」にいた。「PWは少し飛ばない感じがあったので、ネックをねじりながら(フェースが)被らないようにロフトを立てました。60度のウェッジは、ヒールの後ろを削って、バンスは残しつつ抜けの良さを出しました」とフィッターの吉田智氏。

信念に向かって一つ一つ丹念に、ブレずに突き進んでいく。ジュニアファンも増えているという成田は、「私はジュニア時代は無名だったのに、プロの試合でこうやって優勝できる。手の届きやすいプロ。目標にしやすいプロです」と、いつもの爽やかな笑みを浮かべた。

<最終日の使用ギア一覧>
ドライバー:PXG 0811 ドライバー(9度)
シャフト:三菱ケミカル ディアマナX(プロトタイプ)(47.25インチ、硬さX)
フェアウェイウッド:スポーツライフプラネッツ ロッディオ N-Sole(3番15.3度)
ユーティリティ:PXG 0317X(3番19度、4番22度、5番25度)
アイアン:PXG 0311 アイアン(6番~PW)
ウェッジ:PXG 0311 ウェッジ(エクストリームダーク仕上げ)(50度、56度、60度)
パター:スコッティキャメロン GSS プロトタイプ
ボール:ダンロップ スリクソン Zスター XV ボール

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2018年 宮里藍 サントリーレディスオープンゴルフトーナメント



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