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練習日に新ドライバー投入を決断 菅沼菜々の2勝目を支えたセッティング

◇国内女子◇NOBUTA GROUP マスターズGCレディース 最終日(22日)◇マスターズGC(兵庫)◇6495yd(パー72)◇晴れ(観衆5519人)

菅沼菜々がツアー2勝目を挙げた。開幕前の練習日に契約を結ぶ住友ゴム工業(ダンロップ)の新ドライバーを握って「すごく自分に合っている気がした。“これで行こう”と思った」とバッグに入れることを決めた。ゼクシオの未発表モデルで、前週の「富士通レディース」で試打して「あんまり合ってない気がして、作り直してもらった」。メーカーの素早い対応と、菅沼の決断が優勝を大きくアシストした形となった。

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首位から出た最終日は3バーディ、1ボギーの「70」でプレー。通算14アンダーと後続に3打差をつけて逃げ切った。最終日のフェアウェイキープ率は85.7%(12/14)。4日間通算でも75%(42/56)と、自身のシーズン平均65.6627%(50位)を上回る高確率で「いつも以上にフェアウェイに行ってくれた」という。

「スピン量は多すぎず、少なすぎず。初速が速く感じる。ドライバーの飛距離は3ydぐらい伸びているし、安定感がすごくあった。今までこんなに曲がらなかったことがないかもしれないぐらい、自分の持ち球をイメージしたまま打てたので、今週替えて良かった」。同じく未発表モデルのヘッドに替えた5UTは「前のより顔が格好よくなって、打ちやすいです」。フェアウェイからグリーンを狙うショットの精度が増し、パーオン率は全体2位の76.4%(55/72)。72ホールで4個だけというボギーの少なさにもつながった。

また傾斜にカップが切られるなど厳しいピン位置に多くの選手が苦しむ中、4日間の平均パット数は全体5位の27.75だった。菅沼はパットを打つ前に、まずカップから30㎝のところに立って素振りをして、カップ周りで「どれぐらい切れるか」を考え、その後ボールとカップの半分の位置で素振りをして「この倍を打つ」とイメージを整える。「短くても自然とそうやってしまいますね」と自分のルーティンを説明した。

2000年2月生まれの菅沼にとって、同世代の稲見萌寧の存在は大きい。「一時期、モネちゃんが十何勝して、置いてかれている感じはすごくあった。少しでもモネちゃんに近づきたいなって。まだ10勝足りないですね…」。まだまだ立ち止まってはいられない。

<最終日のクラブセッティング>
ドライバー:ダンロップ ニューゼクシオ(8.5度)
シャフト:三菱ケミカル TENSEI プロ ホワイト 1K(長さ45.25インチ、重さ50g、硬さS)
グリップ:イオミック スティッキー
フェアウェイウッド:ダンロップ ゼクシオ エックス フェアウェイウッド(4番16.5度、7番20度)
ユーティリティ:ダンロップ ニューゼクシオ ハイブリッド(5番23度)
アイアン:ダンロップ スリクソン ZX5 Mk II(5番~PW)
ウェッジ:クリーブランド RTX 6 ZIPCORE(48度、52度、56度)
パター:ピン タインC
ボール:ダンロップ スリクソン Z-STAR XV

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2023年 NOBUTA GROUP マスターズGCレディース



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