2022年 NEC軽井沢72ゴルフトーナメント
期間:08/12〜08/14 場所:軽井沢72G北コース(長野)
悔しさを糧に1Wの飛距離が15ydアップ 岩井千怜の優勝ギア
◇国内女子◇NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 最終日(14日)◇軽井沢72G北コース (長野)◇6679yd(パー72)
2021年6月のプロテストに合格してツアーメンバーになった岩井千怜が、本格参戦1年目でツアー初勝利を遂げた。前半9ホールを終えた時点では1打差2位につけていたが、後半10番、11番で連続バーディを奪って単独首位に浮上。最後は1打差を守って通算13アンダーで優勝した。
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昨年末の予選会(QT)を90位で終えた岩井は「周りの活躍を見ていて、『私はこんなもんじゃないな』と思っていた。そういう悔しさから練習してきた。悔しさですかね、1番は」とプレースタイルの見直しを実行。契約するヨネックスのギア担当者によると、235ydだった1Wの平均飛距離は250yd相当にまで伸びたという。
1Wは今年発売された「EZONE GT 425」で、ヘッドの大きさが425ccのモデルを使用している。岩井は「ヘッドの形が結構好きで、スピン量が減るような感じの出球が出る。芯に当たったら距離出る」と太鼓判を押した。
クラブセッティングを組み立てるうえで、岩井は“飛び系アイアン”と評する「EZONE FS」の5番(ロフト角20度)と6番(23度)、「EZONE CB511」の5番(25度)を各大会で調整して入れ替えている。今大会では「EZONE FS」の6番を投入。「パー3で190yd以上がなかった。200ydなら(同モデルの)5Iになるけど、ほかで使うところはほぼないかなという感じで(6番を)チョイスしました」と説明した。
3日間の平均フェアウェイキープ率は71.4%(30/42)で、パーオン率は75.9%(41/54)。2番と9番によるドライビングディスタンスの平均は全体9位の257.7ydを記録した。
理想は「『ここどうやって打つんだろう』とか想像できない場面や『逃げるんじゃないかな』というところでも攻めるショットをして、怖がらずにピンを狙って行くスタイル」でプレーすること。始まったばかりのプロゴルファーとしての挑戦に目を輝かせた。
<クラブセッティング>
ドライバー:ヨネックス EZONE GT 425 (9度)
シャフト:ヨネックス REXIS KAIZA-M(硬さ5S、45.75インチ)
フェアウェイウッド:ヨネックス EZONE FS(3、5番)
アイアン:ヨネックス EZONE FS(6番)、ヨネックス EZONE CB511(5番~PW)
ウェッジ:ヨネックス EZONE W501(50、54、58度)
パター:オデッセイ ホワイト・ホット OG #1WCS
ボール:ダンロップ Zスター XV