2022年 資生堂レディスオープン
期間:06/30〜07/03 場所:戸塚CC(神奈川)
優勝の“立役者”はパター 青木瀬令奈のこだわりのクラブセッティング
◇国内女子◇資生堂レディスオープン 最終日(3日)◇戸塚CC(神奈川県)◇6570yd(パー72)
青木瀬令奈が約1年ぶりとなるツアー3勝目を挙げた。使用するクラブは、パターを除く13本中11本を契約先のダンロップで統一しているが、飛距離よりも正確性で勝負をする青木のこだわりが見られる。
<< 下に続く >>
大会4日間でのドライビングディスタンスの平均は「226yd」と飛ばし屋の部類ではなく、「(2打目の距離が)150ydより長いのがどうしても残るので、上の番手を厚くしている」と、アイアンは8番~PWの3本のみで、8番アイアンから上はフェアウェイウッドとユーティリティが計7本、バッグに入っている。
「私の飛距離だと3Wまでがピンを狙うクラブなので、操作がしやすくて、自分の感覚で打てるものを選んだ結果が今のセッティング」と、4本のフェアウェイウッドは同じダンロップの「スリクソン」1本、「ゼクシオ」3本を使っている。
青木本人が勝利に貢献した“立役者”として挙げたのがパター。「勝負どころやロングパットが入ってくれたので、そのお陰のこのスコアだと思う」。4日間の1ラウンドあたりの平均パット数は「28」で全体2位。今季、ここまでの17戦を終えた時点での1ホールあたりの平均パット数でも全体2位と、好調のパッティングでツアー3勝目を大きく手繰り寄せた。
今年から練習日と本戦であえて長さの違うパターを使用する“二刀流”スタイルを取り入れており、「4日間を通じてエースパターはいい感じで打てていた」と手応えもバッチリ。このスタイルは今後も続きそうだ。
<最終日のクラブセッティング>
ドライバー:ダンロップ ゼクシオ エックス(ロフト9.5度)
シャフト:藤倉コンポジット VENTUS RED(5-R、45.5インチ)
フェアウェイウッド:ダンロップ スリクソン Z F85(3番15度)、ダンロップ ゼクシオ テン(5番18度、7番20度、9番23度)
ユーティリティ:ダンロップ スリクソン Z H65(5番25度、6番28度)、ダンロップ スリクソン ZX(6番28度→30度)
アイアン:ダンロップ スリクソン ZX5(8番)、ダンロップ スリクソン ZX7(9番、PW)
ウェッジ:グラインドスタジオ プロトタイプ(52度、58度)
パター:オデッセイ トリプル・トラック TEN
ボール:ダンロップ Zスター XV