三ヶ島かなが33ランクアップ 古江、稲見ら変動なし/女子世界ランク
2021年 JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ
期間:11/25〜11/28 場所:宮崎CC(宮崎)
平均パット数は全体1位の「25.50」三ヶ島かなの優勝ギア
◇国内女子メジャー◇JLPGAツアー選手権リコーカップ 最終日(28日)◇宮崎CC(宮崎県)◇6543yd(パー72)
緊張のなか始まった最終日は第1打目をフェアウェイにつけてのスタート。三ヶ島かなはピンまで8mほどのフリンジからのバーディパットを沈めて幸先よく滑り出した。「ここから突き放して、あと17ホールやってやるぞ」と覚悟を決めて国内メジャー最終戦で初優勝を飾った。
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3打差をつけて迎えた終盤15番(パー4)、地面がむき出しになっているベアグランドから2打目を放つとバンカーに着弾。「なんでこのタイミングで」と全力で振り切るも寄らずにボギー。初勝利はつかめないかもしれないという不安もよぎったが、16番で12ydほどのアプローチショットをカップインさせてバウンスバック。「勝負が決まったというよりは悪い流れからようやく脱出できたという気持ち」だったという。
大会中、隣で支えたキャディは3度目のタッグとなる佐々木裕史氏。「67」で回って単独首位に浮上した第3ラウンド後には「3日目って伸び悩むことの方が多いんですけど、キャディさんが話しかけてくれて、落ち着いて回ることができたのが大きかった」と感謝を示す。
さらに、4日間通して平均パット数は全体1位の25.50と大きく勝利に貢献したが、「(ラインが)フックだろうが、スライスだろうが、真っすぐだろうが、とにかく引っかける。引っかけるのが分かっているから右を向いて打ち出してアドレスもラインも全部狂っていた」という。打開につながったのも佐々木氏の助言があったからこそだったという。
メジャー大会を制したことで三ヶ島は3年シードを獲得。10年以内であればいつでも行使できるが、「使わないならそれが一番なんですけど、ルーキーじゃなくなってきて、体が痛い、調子がおかしいといったことも見えてきているので、休み方を覚える3年間にしていけたらいいなと思う」と“保険”にするつもりでいる。
<最終日のクラブセッティング>
ドライバー:ブリヂストン ツアーB JGR(9.5度)
シャフト:藤倉コンポジットスピーダーNX(45.5インチ、硬さSR)
フェアウェイウッド:ブリヂストン ツアーB JGR(3番15度、5番18度)
ハイブリッド:テーラーメイド SIM2 MAX レスキュー(4番22度)、ピン G410 ハイブリッド(4番22度、5番26度)
アイアン:ブリヂストン ツアーB 201CB(6番~PW)
ウェッジ:ブリヂストン BRM ウェッジ(50度、57度)
パター:オデッセイ ホワイト・ライズ #15H
ボール:ブリヂストン ツアーB X