「ゴルフをやめようかと本当に考えた」復活V鈴木愛が涙に込めた思い
2021年 資生堂レディスオープン
期間:07/01〜07/04 場所:戸塚CC(神奈川)
クラブ担当者の指摘で微調整 鈴木愛の優勝セッティング
◇国内女子◇資生堂レディスオープン 最終日(4日)◇戸塚CC(神奈川県)◇6570yd(パー72)
悪天候により4日間大会が2日間競技となり、36ホール決戦を鈴木愛が制した。2度目の賞金女王となった2019年以来の優勝に「本当にこの1勝をつかむまでがとにかく長かった」と振り返った。
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復調の転機となったのは4月「フジサンケイレディスクラシック」だった。予定していたキャディが体調不良になったため、急きょバッグを担いてもらったピンのクラブ担当、浦山康雄氏から「愛ちゃんって、ミスするときは絶対に左からミスするよね」とラウンド中に言われた。「確かに今年も、去年もそうだなって。練習の時はうまくいくけど試合に入るとちょっとつかまりすぎるって指摘された」という。
2021年になって有観客の大会も行われるようになったが、コロナ禍にあってクラブ担当者は練習場に入ることができてもコースには入れずにいる。プレーを見てもらい、翌週の大会からヘッド内のバランスを変えるなど微調整が施されたドライバーを握り続けた。
今大会でフェアウェイをキープしたのは28ホール中22ホール(78.6%)。16番(パー5)で「奇跡的に」イーグルを奪った後の17番で「練習ラウンドで1回もフェアウェイに行かなくて苦手としていたホールだったけど、2日間ともにフェアウェイに行って自信になった」。落とせばプレーオフ突入もあり得る場面でスコアをキープした。
さらに、パットの名手が今年初戦から使用する「お気に入り」の2021 アンサー2 パターも勝利に貢献した。「これで優勝したいと思っていた。勝てて良かったです」と新パターに感謝した。
ドライバー:ピン G425 LST ドライバー(10.5度)
シャフト:ALTA J CB SLATE(硬さS、長さ45.5インチ)
フェアウェイウッド:ピン G425 MAX フェアウェイウッド(3番14.5度/ALTA J CB SLATE、5番17.5度/ALTA CB 65 RED)
ユーティリティ:ピン G425 ハイブリッド (4番22度、5番26度)
アイアン:ピン i210 アイアン (6番~W)
ウェッジ:ピン GLIDE 2.0 ウェッジ SS(50度、54度、58度)
パター:ピン 2021 アンサー2 パター
ボール:タイトリスト プロ V1x ボール