初代王者にダスティン・ジョンソン 宮里優作は22位
パットの精度と強いメンタル 宮里優作の初賞金王ギア
大会名:ゴルフ日本シリーズJTカップ
日時:2017年11月30日~12月3日
開催コース:東京よみうりカントリークラブ(東京都)
優勝者:宮里優作
逆転賞金王に向けて優勝しかない状況で、決勝2日間はノーボギーの完璧なゴルフを披露した宮里優作。今季最多となる4勝目を挙げ、史上3番目に年長となる37歳で初賞金王に輝いた。
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宮里の強さについて、JGTOの青木功会長はこう語る。「ショットも良いけど、パッティングが良い。打つときに素振りを一回もしないだろ。負けた悔しさとかを全部積み重ねてきて、決めたところに打ってダメならダメだという割り切りが、ここ2、3年できている。このパッティングが何年続くか分からないけど、考え始めないこと、良いものを常に大事にやっていけば、もっと10勝とか15勝とかするんじゃないかな」
宮里本人はパッティングの秘訣を「ミスしたときに、なにが悪かったのか毎回しっかり処理すること」という。ポイントにするのは、ラインの読み、ストローク、タッチの3つ。「1パット1パットの消化の仕方が変わった」と、これらを客観的に判断して、その精度を高めていった。
強くなったように感じる精神面も、日々の練習の積み重ねだという。「優勝争いになると、体が勝手に動くというのが出てくる。それを作り出すのは、普段の練習の仕方と精度。きょうも体が勝手に動いたし、イメージ通りに指先まで動くのはすごく大事。あらためて、優勝の仕方もバージョンアップしないといけないな、と感じています」と語った。
<最終日の使用ギア一覧>
ドライバー:ピン G400 LSテック ドライバー(8.5度)
※シャフト:グラファイトデザインツアーAD MJ-7 (硬さTX 長さ45インチ)
フェアウェイウッド:ピン Gフェアウェイウッド(3番14.5度)
ユーティリティ:ピン G400 ハイブリッド (2番17度)
アイアン:ピン i200 アイアン (3番~W)
ウェッジ:ブリヂストン ツアーB XW-1 ウェッジ (52度、59度)
パター:スコッティキャメロンT5CS パター
ボール:ブリヂストン ツアーB X ボール