「マスターズに行きたい」賞金トップ再浮上の小平智と父との約束
2017年 三井住友VISA太平洋マスターズ
期間:11/09〜11/12 場所:太平洋クラブ 御殿場コース(静岡)
変幻自在の1Wショット 小平智の優勝セッティング
大会名:三井住友VISA太平洋マスターズ
日時:2017年11月9日(木)~12日(日)
開催コース:太平洋クラブ御殿場コース(静岡)
優勝者:小平智
小平智が今季2勝目をマークして賞金ランキングトップに再浮上した。最終日に首位に3打差の3位タイからスタートし「65」で逆転。2位の宮里優作に3打差をつけてみせた。
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シーズン初勝利を挙げた10月初旬の「トップ杯東海クラシック」以降、上位での戦いを続けていた小平だが、この数週間は試行錯誤の連続だった。その2週後の「日本オープン」で1Wのヘッドが割れ(フェースにわずかな傷が入っただけだが)、新しい1W探しに労を費やした。2週前の「マイナビABCチャンピオンシップ」のプロアマ戦で、納得したのは破損したモデルと同じプロギア RS ドライバー Fだったが、同じモデルでも個体差が出るため、実戦使用の決断に至るまでにテストした数は約20種に及んだ。
小平の1Wショットの技術は他のプロからもかねて定評があり、「飛んで曲がらない」だけでなく、ボールを左右、上下と自在に操る器用さも“ウリ”。プロギアの担当者は「一流のツアープロでも、ドライバーの打点は(調子によって)フェース面で2cmほどずれることがあるが、小平選手の場合はそれが1cmに満たない」という。そんな再現性の高いスイングを持つからこそ、クラブづくりはより精密なものになる。今回はヘッド内部で重心ポイントを0.5㎜ずつ動かすなどして、多くのプロトタイプモデルを作り、その都度トライ&エラーを繰り返した。ツアー通算6勝目は、クラフトマンの努力も報われた1勝だった。
<最終日の使用ギア一覧>
ドライバー:プロギア RS ドライバー F(10.5度)
シャフト:グラファイトデザイン ツアーAD クアトロテック(硬さX 長さ44.5インチ)
フェアウェイウッド:テーラーメイド M2 フェアウェイウッド(3番15度)、プロギア iD nabla Tour(5番18度)
ユーティリティ:プロギア iD nabla RS TOUR iU(3番21度)
アイアン:プロギア TUNE 01CB フォージド アイアン(4-PW)
ウェッジ:プロギア iD nabla RS ツアーウェッジ(52度)、フォーティーン RM22 ウェッジ(60度)
パター:スコッティキャメロン ニューポート2 プロトタイプ
ボール:タイトリスト プロV1xボール
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