若手に“劣り”を感じた3年間 木下稜介がパーキープ率1位でつかんだ勝利
2024年 ~全英への道~ミズノオープン
期間:05/23〜05/26 場所:JFE瀬戸内海GC(岡山)
契約フリーになって選んだ2022年モデルの1W 木下稜介の14本
◇国内男子◇~全英への道~ミズノオープン 最終日(26日)◇JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(岡山)◇7461yd(パー72)◇晴れ(観衆2246人)
首位から出た木下稜介が3バーディ、2ボギーの「71」で回り、通算12アンダーで今季初優勝を飾った。2021年「ダンロップ・スリクソン福島オープン」以来3年ぶりの3勝目に「勝てないんじゃないかという不安があった」と安どの声を漏らした。
<< 下に続く >>
優勝が無かった3年間は、若手とのパワーの差を痛感した。「2、3年前には感じなかったけど、今は真ん中より全然下」という飛距離。今季からクラブ契約がフリーになり、飛距離や精度を求めて選んだドライバーが最新ではない、2022年モデルのキャロウェイ「ROGUE(ローグ)ST MAX LS」(9度)。「新しいモデルももちろん良いけど、シンプルに一番いいものがこれだった」とデータをもとに選んだ1本だ。
以前のものよりも、打ち出し角が高くなり、楽に高さとキャリーが出しやすくなったという。「スピンも2500回転くらいの低スピン。数字を見て一番良いと思いました」と語る。
飛距離アップのトレーニングももちろん行う一方で、重点を置いたのがショートゲーム。「グリーンを外した時にしっかりパーを獲ること」と意識してパーキープ率が大きく改善。昨シーズンの84.985%(32位)だったが、今週は94.445%で大会1位。今季ツアーのスタッツでも、91.049%でトップに立っている。
今回の優勝で7月18日開幕のメジャー「全英オープン」(スコットランド・ロイヤルトゥルーン)の出場も決まった。2021年以来2度目の大舞台に向けても、安定したプレーが大きな武器になりそうだ。
<最終日のセッティング>
ドライバー:キャロウェイ ROGUE(ローグ)ST MAX LS ドライバー(9度)
シャフト:フジクラ スピーダー プロトタイプ(重さ60g台、硬さX)
グリップ:IOMIC Sticky 2.3
フェアウェイウッド:テーラーメイド ステルス フェアウェイウッド(3番15度)
シャフト:フジクラ スピーダー プロトタイプ
フェアウェイウッド:ブリヂストン ツアーB XD-F フェアウェイウッド(2018年)プロトタイプ(5番18度)
シャフト:フジクラVENTUS BLACK(重さ70g台、硬さX)
ユーティリティ:ブリヂストン ツアーB X-HI
シャフト:NSプロ モーダス3 ハイブリッド グラファイト オン スチール テクノロジープロトタイプ
アイアン:ブリヂストン 221CB アイアン(4~9番)、ブリヂストン B-Limited 220MB アイアン(PW)
シャフト:NSプロ モーダス3 プロトタイプ
ウェッジ:ブリヂストン W-ウェッジ プロトタイプ(52度)、タイトリストボーケイ ウェッジワークス(58.5度)
パター:TRI-HOT 5K ONE パター
ボール:BS ツアーB X ボール