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若手に“劣り”を感じた3年間 木下稜介がパーキープ率1位でつかんだ勝利

◇国内男子◇~全英への道~ミズノオープン 最終日(26日)◇JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(岡山)◇7461yd(パー72)◇晴れ(観衆2246人)

優勝が決まった瞬間は、大げさに喜ぶよりも、噛みしめるように目を閉じた。首位から出た木下稜介が通算12アンダーで3年ぶりの通算3勝目。「もう勝てないんじゃないかという不安が大きかった」と、ほっとした気持ちがこみ上げた。

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最終日は、同組の今平周吾と終盤まで競り合った。前半は2番(パー5)から2連続で4mのバーディパットを決めてスコアを伸ばし、ここで今平に3打差をつけて単独首位に。今平も追い上げる中、9番のボギーで再び首位に並ばれた。

難しいホールが続く後半はパーを拾いながら、15番で3mを沈めてバーディ。「ピンしか見えていなかった」という16番(パー3)ではグリーン左に外してボギーをたたいたが、17番で今平がダブルボギーを喫したことで2位に変わったコ・グンテク(韓国)に2打のリードを持って最終18番(パー5)に入った。決着をつける短いパーパットを沈めると、「ちょっと、泣きそうになりました」と2021年「ダンロップ・スリクソン福島オープン」以来の優勝を喜んだ。

優勝のなかった3年間は、若手の活躍に焦りを感じる日々だった。「若い選手が圧倒的に増えてきて、飛距離でも劣りを感じてきた」と、自分の数字は変わらないはずなのに、どんどん飛距離で置いていかれる。昨シーズンのドライビングディスタンスは288ydで47位。今週の平均286.92ydは、フィールド全体の平均287.1ydを少し下回った。

「いまから20yd伸ばすのは無理だから」と重点を置いたのがショートゲーム。「グリーンを外した時にしっかりパーを獲ること」と意識してきたパーキープ率で、今週94.445%の1位をマークした。今季ツアー全体でも91.049%でトップに立ち、昨シーズンの84.985%(32位)から明らかなを向上を遂げている。

この優勝で、大会上位3人に与えられる7月「全英オープン」(スコットランド・ロイヤルトゥルーン)の出場権を獲得した。2021年以来2度目の全英になる。「もう一度、この場所に戻りたいと強く思っていた。前回は予選通過が精いっぱい。目標は大きく、優勝を目指して頑張りたい」と、59位で終えた3年前のリベンジを目指す。「あと50日あるので、全力で準備したい」と表情を引き締めた。(岡山県笠岡市/谷口愛純)

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