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大西魁斗のアームロックは4年もの 平均パット「2.0」から「1.69」に改善

◇国内男子◇フジサンケイクラシック 最終日(4日)◇富士桜CC(山梨)◇7541yd(パー71)

大西魁斗パク・サンヒョン(韓国)をプレーオフで下してツアー初優勝を挙げた。「何があっても攻めていく」と、3打差からトップを追いかけた最終日は果敢に1Wを振っていった。

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右ドッグレッグの1番(410yd/パー4)も、「本当は1Wじゃなくても良かったけど」と最初から攻める気持ちを奮い立たせる。振り切ったティショットは右に曲げてパーオンに失敗したが、3打目で2mに寄せてパーセーブ。「いい流れにつながった」と4番からの3連続バーディにつなげた。

18番で行われたプレーオフでも「最後まで振り切る」ことを念頭に入れて1Wを振った。72ホール目で左に曲げてしまったティショットは、今度はしっかりフェアウェイをとらえた。第2打で2mに乗せてバーディを奪って、初優勝を決めた。「去年も今年も1Wが良かった」と自信を持って振れたティショットに加え、ツアー1位のパットが冴えた。

今季の国内開幕戦「東建ホームメイトカップ」では、平均パット「2.0」と最下位に近かったが、今大会を終えて今季ツアーの平均パット数は1位の「1.6937」。大西を見てきた内藤雄士コーチは、「数字を計測したらアッパーブローが強かったので、スタンスを狭くして目の位置がボールの真上に来るようにしたら良くなった」と話す。

パターは40インチのアームロックパターを使っている。パターの調子の浮き沈みに悩んでいたところ、「周りの選手もやっていて、一度試した週に優勝争いをしたので」と4年前からこのスタイルに落ち着いた。

「ちゃんといいスピードで打って、思うように打てたらいいと思って打った」というウイニングパットは吸い込まれるようにカップイン。入った瞬間「カモン!」と雄たけびをあげて、悲願の初優勝をつかみとった。

<最終日のクラブセッティング>
ドライバー:タイトリスト TSi3(ロフト10度)
シャフト:HZRDUS SMOKE BLACK 60(硬さTX)
フェアウェイウッド:タイトリスト TSi2(3番13.5度)
ユーティリティ:タイトリスト T200(3番)
アイアン:、タイトリスト T100(4番~PW)
ウェッジ:タイトリスト ボーケイSM8(50度、56度)、タイトリスト ボーケイ ウェッジワークス(60度)
パター:オデッセイ ストロークラボ ビッグセブン
ボール:プロV1

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