2020年 三井住友VISA太平洋マスターズ
期間:11/12〜11/15 場所:太平洋C御殿場コース(静岡)
ダンロップ育ちの香妻陣一朗 次戦ホスト大会に“凱旋”
◇国内男子◇三井住友VISA太平洋マスターズ 最終日(15日)◇太平洋クラブ御殿場コース(静岡)◇7262yd(パー70)
香妻陣一朗がツアー本格参戦8年目にして初優勝を飾った。2018年に女子ツアーを制した姉の香妻琴乃に続く、きょうだいで獲得したレギュラーツアーでのタイトル。最終日、終盤までもつれた混戦を劇的な一打で制した。
<< 下に続く >>
最終18番(パー5)のスーパーイーグルは、周到な計算があってのもの。後ろの組を回る首位・木下稜介に1打ビハインド、果敢に攻める場面でのティショットで3Wを握った。「フェアウェイに置かなければイーグルは取れない。傾斜が強く、1Wではボールがラフまで持っていかれると練習ラウンドで考えていた」という。風はフォローとはいえ230ydを残しながら、5Iでピンそば20㎝につける2オンで逆転に成功した。
プロ入り前からダンロップのギアを使い、今大会でバッグに入れたウッドは2本だけ。ショートゲームを生命線にしているが、2018年「中日クラウンズ」で「61」、「ダンロップ・スリクソン福島オープン」で「60」をマークするなど、爆発力にも定評がある。
次戦、宮崎での「ダンロップフェニックス」は地元九州、そして用具契約を結ぶ住友ゴム工業の主催大会。「ホストプロなので来週も良いプレーができれば。優勝を目指したい」。尾崎将司、中嶋常幸、セベ・バレステロス(スペイン)、グレッグ・ノーマン(オーストラリア)…往年の名選手たちも手にしてきたタイトルを引っ提げて凱旋する。
<最終日の使用ギア>
ドライバー:ダンロップ スリクソン ZX7(ロフト9.5度)
シャフト:藤倉コンポジット Speeder TR (重さ70g台、硬さX、長さ45インチ)
フェアウェイウッド:テーラーメイド Mグローレ(3番15度)
ユーティリティ:ダンロップ スリクソン ZX(2番18度、3番20度)
アイアン:ダンロップ スリクソン ZX5(4番、5番)、Z-フォージド(6番―PW)
ウェッジ:クリーブランド 588 RTX 2.0 プレシジョン フォージド(52度、58度)
パター:オデッセイ ミルドコレクション TX パター #6M$
ボール:ダンロップ スリクソン Z-STAR