2024/11/22米国女子
ここ数年、フェアウェイウッドはギア界の話題の中心
ピンまで残り170ヤード。決して届かないわけじゃないけれど、なかなか乗らないのがこの距離だ。しかし、ボクたちよりも体の小さな女子プロたちは、これを軽々と乗せてくる。彼女たちと我々アマとの違いはどこにあるのか? それはクラブの選択だった。
宮里藍プロは一昨年オフ、「150~200ヤードは重要な距離。これからは5番、6番アイアンの精度を上げたい」と話していた。ところが今季のバッグには、むむむ、5番アイアンがない! 代わりに6番ユーティリティが入っている! 実は宮里プロに限らず、女子プロは170ヤードをやさしく攻めるために、様々な工夫をしている。
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170ヤードをやさしく乗せるために、まず考えてほしいこと。それは、使用するクラブについてだ。北田瑠衣プロは、
「私はバッグのなかにフェアウェイウッドを5本入れています。170ヤードは9番ウッド。フェアウェイウッドはラクですからね。ロングアイアンだと球が低くてグリーンに止めるのが難しいけど、フェアウェイウッドは球が高く上がって止めやすい。私は155ヤード越えたらフェアウェイウッドですよ」
またラフに強いのもフェアウェイウッドの魅力と北田プロは語る。
「ラフに沈んでいてヒッ力ケそうなときは、少しフェースを聞いてカット軌道で振ると打ちやすいですよ」
とかく男性はアイアンにこだわりがち。しかし、そのこだわりがパーオン率の低下を招いている可能性は高い。あなたも、170ヤードを狙うクラブを考えなおしてみては?