石川遼の今後に注目が集まる

◇米国男子下部・入れ替え戦最終戦◇ウェブドットコムツアー選手権 最終日(2日)◇アトランティックビーチCC(フロリダ州)◇6849yd(パー71)

石川遼は米ツアーと下部ツアーの入れ替え最終戦を終え、圏外の賞金ランク31位で来季の米ツアー出場権を逃した。年内の日本ツアー参戦を明言し、オフ期間の米下部ツアーの出場を示唆した。

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―きょうのラウンドは
9アンダーくらいが必要だと思っていたので、良いラウンドだったとは言えない

―入れ替え戦を振り返ると
非常に悔しい。でも自分の現状を知ることができた。下手（へた）になっているかは分からないけど、ゴルフの力が落ちているのは認めざるを得ない

―今後は
年内は日本ツアーに出る。（米下部）ウェブドットコムツアーの出場権もある。世界中で出られる試合があるのは幸せなこと。（日本のオフに米下部ツアーに出る可能性は）まだ決めていないけど、頭の中にはある。いろいろ整理して考えたい

―米ツアーの5年間について
苦しかった。もがいた期間だった。自分を客観的に見ることが難しかったかもしれない。米ツアーでやっているときは（予選通過の）カットラインに追われている部分があって、自分の技術を信じることができなかった。1年目から苦しい思いをしたし、なかなか良いイメージがなかった。メンタルの問題かもしれない。ここから先、米ツアーでなんで良いゴルフができなかったかを見つけられると信じている。日本で出場しても、このショットは米ツアーだとボギーになるな、と思いながらやれている。自分にしみついたものだから、（米挑戦は）決して無駄ではなかった。

―今年の結果を振り返ると
今年の自分のプレーは、米ツアーにいる資格はないと思っていた。入れ替え戦は4試合で自分の実力が出ると思っていた。自分が心の底からレベルアップしたと思えないと、米ツアーではもう一段階上に行けない。仮にまた米ツアーに戻れても、このレベルではシードで苦しむことになる。自分の目標はもっと大きい。日本に帰っても、そういうゴルフを目指しながらやっていきたい

(フロリダ州ジャクソンビル)