ゲインブリッジLPGA 2日目リーダーボード
2022年 ゲインブリッジLPGA
期間:01/27〜01/30 場所:ボカリオGC(フロリダ州)
5ホールで寄せワン4回 笹生優花の小技を支える“新相棒”
◇米国女子◇ゲインブリッジLPGA at ボカリオ 2日目(28日)◇ボカリオGC (フロリダ州)◇6701yd(パー72)
初日はグリーンを大きく外す場面がほとんどなかった笹生優花だが、一転して風が吹くコンディションでパーオン率61.11%(11/18)と苦しめられた。
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前半2番で残り120ydから46度のウェッジでピンそば30㎝に絡めるスーパーショット。「そのホールだけでしたね」と苦笑したように、その後は我慢の展開が目立った。
後半12番でグリーン左ラフからフワリと上げ、下り傾斜に落としてパーを拾うと、13番(パー3)、14番でも立て続けに寄せワンでしのいだ。1Wショットが右に出たパー5の16番も右のカラーからあと少しでチップインというパー。5mを沈めてバーディとした15番を除けば、5ホールのうち4ホールでグリーンを外しながらスコアを落とさなかった。
今季からキャロウェイと総合用具契約を結び、ウッド系だけでなく今週は4本(JAWS FORGEDの46度と48度、JAWS ウェッジの56度と60度)をバッグに入れているウェッジ、ボール(クロムソフト X)も一新。「ショットでもアプローチでもスピンが(しっかり)かかりますし、柔らかく打ちたいときは柔らかく打てる。結果に出ているので、本当にいい方向に行ってるんじゃないかなと思います」と投入2戦目で確固たる信頼を口にする。
「グリーンがそんなに速くないので、難しいラインにいてもそんなに(ボールが)走らない。その分ではグリーンに助けられているって感じですね」と言ったが、高いディフェンス力で「70」にまとめ、首位と4打差の通算7アンダー3位に浮上。連日最高気温が20℃を超えた予選ラウンドとは打って変わって冷え込む予報の週末。豪打だけではない引き出しは、厳しいコンディションでこそ生きてくる。(フロリダ州ボカラトン/亀山泰宏)