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桑木志帆の「52度」打痕ヤバッ これぞプロの技

◇国内女子◇ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン 事前(21日)◇利府GC (宮城)◇6569yd(パー72)

今季28試合に出場し、トップ10が7回と幾度となく優勝争いに絡んでいる桑木志帆。今季はシード権を持っていない中で好成績を残し、メルセデスランキングが現在12位、リランキング順位は堂々の1位。最も好調なノーシード選手と言えるだろう。

そんな桑木のキャディバッグの中身を撮影していると、あるクラブに目がとまった。52度のウェッジのフェース面には打痕がくっきり。スコアラインの下から3本目、ややヒール寄りにボール大の痕があり、そこで打ち続けているのが分かる。使用歴を確認すると「もう高校生から使っていて、替えられないんですよ」とかなりの年季。地元の岡山のクラブメーカー・釼持(けんもつ)ゴルフ製作所の「MOZウェッジ」というブランドのウェッジで、「顔が気に入っていて、スピンもすごいんですよ。ショットでもそうですし、普通のアプローチでもスピンがすごく入ってくれる」と頼りにしている様子。

それにしてもこれだけフェースが削られていると、スピンはかからないのでは?と疑問も生まれるが、「(スピンが入らないと)よく言われるんですけど、けっこう今の状態がしっくりきていて、めっちゃスピンが効くんですよ」と、高校から“育ててきた”ものが今、一番程よく仕上がっている。

ヒール寄りの打点については、今季から取り組んでいるフェードボールのためと思ったが、「それまで打っていたドローでもそこに当たっていたんです」と昨年まではヒール目の打点でドローを打っていた様子。「高いドローというか、フックというか。もう気が付いたらそこに当たっていたんで、そこに当たるのが気持ちいいんです」とフェース面をまじまじと見る。

クラブ契約はブリヂストンで、契約本数以外のクラブとして、52度と48度の「MOZウェッジ」を入れているから、よっぽどこの2本を頼りにしているのだろう。初優勝まであと一歩、この52度でウィニングショットを放つ日も近いか。(宮城県利府町/服部謙二郎)

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