テンセイシリーズにブラックが登場か 1Kの隣に「CORE」のロゴを発見
◇国内男子◇~全英への道~ミズノオープン 事前情報(28日)◇JFE瀬戸内海GC (岡山)◇7461yd(パー72)
かつてタイガー・ウッズやロリー・マキロイ(北アイルランド)が使用したシャフト、三菱ケミカルのTENSEI(テンセイ)はこれまで、主にアスリートタイプのゴルファーに愛されてきた。開発段階で吟味した様々な素材が搭載されるのが特徴。「ミズノオープン」の会場でニューバージョンと思われるモデルを発見した。
日本で本格展開された「CK」から、第2世代と言うべき「1K」は昨年までに4色が登場。ホワイト、オレンジ、ブルーに続き、2024年3月に「TENSEI Pro Red 1K」(テンセイ プロ レッド ワンケー)をリリース。これまではTENSEIのTの文字の隣、グリップ側に配置されたカラーでモデルを見分けていたが、今回のモデルは…他の部分と同じで黒い。ひょっとすると「ブラック」だろうか。
会場内で自身のドライバーだけでなく、ミニドライバーにもこのシャフトを装着し、練習を重ねていたのが池村寛世だ。「テストした時にすごく振りやすく、ストレスなく自分のイメージの球が出たのですぐに使おうと思いました。僕はスピン量が多く、飛距離をロスすることがある。もともと吹き上がるようなハイボールよりも、低い出球が好き。それがすぐに出た」と実戦投入を決めた。
以前は同社の元調子シャフト「ディアマナWB」を愛用。「似ている感じがあるんですけど、自分としてはこちら(テンセイ)の方が挙動が少なく、無駄なしなりがない感じがしたので、すぐにスイッチできた」と明かす。ドライバーの名手である池村も、今回のモデルは「どちらかと言うとパワーヒッター、ボールを上からたたくゴルファーに向いていそう」と認めるところだ。
光の加減で色が変わるホログラム加工が施された一本。改めて眺めると、過去モデルとは違うところがもう一つある。1Kのデザインの隣に「CORE」の文字が記されていた。読み方はおそらくコアであろうが、これが意味するところは…?公式発表を待ちたい。(岡山県笠岡市/桂川洋一)