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テーラーメイドが新エアロバーナーメタルウッドを発表

By Jonathan Wall, PGATOUR.COM

テーラーメイドは13日に行われたイベントで、これまで成功を収めてきたバーナーの新製品エアロバーナー・メタルウッド(ドライバー、フェアウェイウッド、レスキュー)を発表した。

テーラーメイドによると、エアロバーナーという製品名は、同社のR&D(研究開発)部門がより速いドライバーヘッドを実現するためにかつて用いた“アドヴァンスド・エアロダイナミックス”から取ったという。

ドライバー、フェアウェイウッド、レスキューのクラブヘッドスピードを高めるため、“エアロホーゼル”と呼ばれる小さな“ヒレ”をクラブのヒール部分に搭載。これによりダウンスイング時の抵抗が減少するという。盛り上がったセンタークラウンと、丸みを帯びたトゥにより、クラブの空気力学的な側面も向上している。

エアロダイナミックデザインに加え、エアロバーナーには、テーラーメイド史上最大のスピードポケットが搭載された。ソールのスピードポケットにより、フェース下部がたわみ、より効果的なインパクトを実現させたほか、スイートスポットがフェース下部に広がったことで、芯を外しても飛距離が出るようになったという。

テーラーメイドのメタルウッド製造部門シニアディレクターを務めるブライアン・バーゼル氏は「ロケットボールズを体感していないゴルファー、もしくは、より速いスピードと飛距離をメタルウッドで実現させたいゴルファーにとって、エアロバーナーはうってつけの製品。ソールに搭載したスピードポケットのパフォーマンス性を著しく向上させ、空気力学的な改善にも成功し、最大限のスピードを提供できるようになった」と話している。

エアロバーナー・ドライバー

2015年1月9日から販売が開始されるテーラーメイドの460ccヘッドのエアロバーナー・ドライバー(300ドル)は、ジェットスピードに採用された初期バージョンよりも倍のサイズに改良されたスピードポケットをソールに搭載。これにより、芯を外してもボールスピードが上がるようになった。また、テーラーメイドの開発陣は、苦心を重ねてクリエイティブなデザインに仕上げた。

最近のテーラーメイドのメタルウッドに採用されている低・前重心を維持するため、開発陣は、調整機能のないホーゼルを採用してスピードポケットの幅をフェース全体に拡張させ、パフォーマンス性も向上した。

今回のシリーズにも、テーラーメイドが2002年に発表したR500シリーズから搭載しているインバーテッド・コーン・デザインを採用。また、クラブフェースの内側もミルドされ、芯を外してもボールスピードを高めるデザインとなっている。

スピードをテーマとすることにこだわっているため、エアロバーナーにはマットなマトリックス・スピード・ラルZシャフト(50グラム)を標準装備し、クラブ全体の重量を300グラム以下に抑えている。ロフト角は4種類(9.5°、10.5°、12°、ハイロフトバージョン)から選べる。

また、エアロバーナー・ドライバーにはTPバージョンもあり、マトリックスオジック6x4ホワイトタイシャフトが装着されているほか、長めの.335ホーゼルによりTPシャフトのオプションも70ドルを追加することで装着できるようになっている。

エアロバーナー・フェアウェイウッド、レスキュー

エアロバーナー・フェアウェイウッドは、ロケットボールズ・フェアウェイウッドの流れとジェットスピード・フェアウェイウッドのスロットという、テーラーメイド史上最も成功を収めたフェアウェイウッドのデザインを合わせて誕生した。

バーゼル氏は「最初のロケットボールズは、フェアウェイウッドのパフォーマンスに風穴を開けるような製品だった。我々は、以後もR&Dに英知を注ぎ、柔軟性のあるソールについての理解を深め、エアロバーナーの開発に成功した。今回の製品には、わが社史上最大のスピードポケットを搭載している。ドライバー並みの弾道コンディションを持つフェアウェイウッドの開発に成功した」と語っている。

優れた2つのデザインを融合させたことで、テーラーメイドはスピードポケットのサイズ拡大と、低・前重心を同時に実現。フェアウェイウッドのフェースサイズは以前のモデルより2.5mm薄くなり、芝からの相殺性を向上させ、スイートスポットも約2倍に拡大。また、易しさとボールスピードの向上にも成功している。

エアロバーナー(230ドル)には43.25インチのマトリックス・スピード・ラルZ60のシャフトが標準装備。以前のモデルよりも短いシャフトを搭載したことで、空気の力を生かした新たなヘッドによりスピードを維持しながら、操作性が改善されている。フェアウェイウッドは4種類(3、3-HL、5、5-HL、7)のモデルから選択可能。ホーゼルに調整機能はついていない。

フェアウェイウッドと同様に、エアロバーナー・レスキュー(200ドル、マトリックス・ラルZ70シャフト)にも、以前より大きくなったスピードポケットが搭載され、ボールスピードの増加に成功。ホワイトのクラウンにブラックのフェースというコントラストを持つ配色で、クラウンのアラインメントにより正確性と安定性が増している。

クラブの長さも0.5インチ短くしたことで操作性と易しさがアップしたほか、レスキューには高強度のNi-Co300スーパーアロイ・スチールフェースを採用し、シック・シン・クラウンテクノロジーによる精密鋳造のクラウンの厚みを変えたことで、低・前重心を実現。これらはエアロバーナー・フェアウェイウッドにも用いられている。

テーラーメイドは、スタンダードバージョンに加え、ほかのモデルよりも2度フラットで、1度オープンなエアロバーナーTPフェアウェイウッド(300ドル)、TPレスキュー(270ドル)を販売予定。TPフェアウェイ(マトリックスオジック7x4ホワイトタイシャフト)は、よりコンパクトでディープフェースのヘッドが採用され、ティショット時のオプションが増えた。TPレスキューにはマトリックスオジックHX4ホワイトタイシャフトが装備されている。

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