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SLDRシリーズ FWとUTもツアーで好評

By Jonathan Wall, PGATOUR.COM Equipment Insider

テーラーメイドが発表した「SLDR」シリーズのフェアウェイウッドは、デビューからまだ1カ月も経っていないが、既に多くの選手たちから好評を得ている。ジャスティン・ローズとDAポインツは、この新作フェアウェイウッド発表直後からバッグに携えて昨季最終戦の「ツアー選手権byコカコーラ」に臨んだ。

ジミー・ウォーカーは「SLDR」を使ってツアー優勝を遂げた最初の選手となった。彼はフライズドットコムオープンの決勝ラウンド2日間で使用し、それぞれ「62」、「66」というスコアを出し、自身初のPGAタイトルを獲得した。

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「SLDR」ドライバー同様、この新作のフェアウェイウッドはステンレススチール製だ。ロフト角は5種類用意されており、重心は低くヘッドの前寄りに設定されている。これにより200から300rpmのスピン軽減に成功し、打ち出し角度を1度ほど向上させた。

「週末にラウンドを楽しむアマチュアからツアープロまで、幅広い層のユーザーからSLDRの感想が届いているが、このSLDRドライバーは今までで一番飛距離が出る、と皆さんが言ってくれています」と、同社のプロダクト担当シニアディレクター、トム・オルサブスキー氏は語る。「目を見張るような飛距離の向上は、重心を低く、前方に設定したことによる効果です。まさに飛距離における至宝のような存在で、同じような成功をフェアウェイウッドやレスキュークラブでも聞けることを期待しています」

このフェアウェイウッドは、ロケットボールズやロケットボールズ Stage 2のソールに見られるスピードポケットを、独自に改良した特徴を備えている。SLDRとロケットボールズのスロットの違いは、SLDRはフェースが固定されていないことで、抵抗感をなくし、柔軟に動くところだ。

なお、テーラーメイドは芝や泥がスロットの内側に入り込まないよう、この部分をポリマーフィルで覆う工夫を施している。
また、プレイヤーはロフトのスリーブを調整することにより、状況に応じてSLDRフェアウェイウッドのロフト度を+-1.5度変えることができる。一方でSLDRのドライバーとフェアウェイウッドは多くの共通点を持ち合わせているが、フェアウェイウッドにはソールの重りをスライドさせる機能はついていない。

テーラーメイドは(全米で)11月15日に、ステンレススチールの4種類のSLDRレスキュークラブも発売する予定だ。フェアウェイウッド同様、スピードポケットにポリマー加工が施されており、ロフト角度は調整可能で、ヘッドの重心が前に設定されているためにスピンが軽減し、ボールスピードが向上した。

SLDRフェアウェイウッドは11月15日、14度、15度、17度、19度、21度の5種類のロフトを揃え、249ドルで一般発売される。いずれもフジクラ・スピーダー77のシャフトが使用されている。他にもアップグレード版としてフジクラ・モトーレ・スピーダーTS8.3シャフトを使用したモデル、SLDR TPフェアウェイウッドが349ドルで発売される。

SLDRレスキューも、11月15日にフジクラ・スピーダー82シャフトで17度、19度、21度、24度の4種類が各219ドルで発売される。SLDR TPレスキューはフジクラ・モトーレ・スピーダーTS9.3シャフトで289ドルとなっている。

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