大事故を乗り越えたバド・コーリーが涙の初優勝&「全英」「全米」出場権 中島啓太20位、金谷拓実29位
◇米国男子◇RBCカナディアンオープン 最終日(14日)◇TPCトロント(ノースコース)(カナダ)◇7389yd(パー70)
2位から出た36歳のバド・コーリーが1打差を逆転する「65」をマークし、後続を2打差で振り切る通算17アンダーでPGAツアー初優勝を遂げた。
2011年にプロ転向したキャリアが大きく暗転したのが18年。6月「メモリアルオープン」予選落ち後の帰路で、コーリーを後部座席に乗せた自動車が単独事故を起こす。肋骨6本と左足の骨折、右の肺を損傷するなどの大けがを負い、手術を経て約4カ月後に復帰したが、20年に肋骨箇所の再手術を強いられることに。2年前に埋め込まれた金属プレートが原因とされる。ようやくツアーに戻ったのはコロナ禍を挟んだ24年。苦難を乗り越えての初タイトルに、涙を流して家族と喜びを分かち合った。
15アンダーの2位にマシュー・フィッツパトリック(イングランド)。14アンダーの3位にビクトル・ホブラン(ノルウェー)が続いた。
大会は7月のメジャー「全英オープン」(イングランド・ロイヤルバークデールGC)の予選会を兼ね、有資格者を除く上位3人に出場権を付与。優勝したコーリー、4人が並んだ4位のうち世界ランキング順でジャクソン・スーバーとイェスパー・スベンソン(スウェーデン)が資格を得た。また、コーリーは世界ランキングを68位から40位に上げ、6月15日時点のトップ60に与えらえる次週「全米オープン」(ニューヨーク州シネコックヒルズGC)の出場権も手にした。
3人が週末に進んだ日本勢では、9アンダー20位で終えた中島啓太が最高位。55位から8バーディ、2ボギー、この日のベストスコアに並ぶ「64」をマークした。金谷拓実も「66」と伸ばして49位から8アンダー29位に浮上。平田憲聖は「74」とスコアを落として3オーバー71位で終えた。
初日に首位発進を決めたメジャー5勝のブルックス・ケプカは32位で最終日を迎え、手の故障によりスタート前に棄権した。