「早く優勝したい」久常涼が4打差5位で決勝へ 松山英樹35位 金谷拓実は予選落ち
◇米国男子◇チャールズ・シュワブチャレンジ 2日目(23日)◇コロニアルCC(テキサス州)◇7289yd(パー70)
初日4アンダーの2位スタートを決めた久常涼は5バーディ、2ボギーの「67」で回り、通算7アンダーにスコアを伸ばした。順位は5位に後退しながら、首位とは4打差。PGAツアー初優勝を狙えるポジションで週末に進んだ。
出だし10番からショットでチャンスを作り3連続バーディ。「スタートした頃はグリーンも(ボールが)止まりやすく、良い形で滑り出せた」と安定したプレーを続け、2打目をグリーン左のバンカーに運んだ後半1番(パー5)で4つ目を決めた。ティショットを左、セカンドを右ラフに曲げた3番から2連続ボギー。7番ではフェアウェイバンカーからの第2打をピンそば1mにつけ、再びスコアを伸ばしてホールアウトした。
36ホールでボギーは2つだけ。「(グリーンを狙うショットで)イージーなエリアに外せていて、ストレスなくアプローチもバンカーからも打てている」とマネジメントも成功。「ボギーを打つようなピンチが少なく、よく踏ん張れた。早く優勝したい。そのために初日、2日目と良いプレーができた」と決勝ラウンドへ意気込んだ。
4月のダブルス戦「チューリッヒクラシック」で初優勝したベン・グリフィン、未勝利のマティアス・シュミット(ドイツ)が11アンダーの首位で並んだ。ジョン・パクが9アンダー3位で追う。
1アンダー35位から出た松山英樹は2ボギーの後、3バーディを奪って「69」。2アンダーの35位まま2試合ぶりに予選を通過した。前週のメジャー第2戦「全米プロゴルフ選手権」を含む出場大会3連勝がかかるスコッティ・シェフラーは「71」で1アンダーの49位で2日目を終えた。
前年優勝のデービス・ライリーは2オーバーで予選落ち。1オーバー発進の金谷拓実は4ボギー「74」と落として5オーバー116位で決勝進出を逃した。
