POシリーズ連勝に挑む松山英樹

◇米国男子プレーオフ第2戦◇BMW選手権 事前情報◇キャッスルパインズGC（コロラド州）◇8130yd（パー72）

PGAツアーのプレーオフシリーズ第2戦は22日（木）に開幕する。松山英樹が制した初戦「フェデックスセントジュード選手権」終了時のフェデックスカップポイントランキング上位50人による予選カットのない4日間大会。次週の最終戦「ツアー選手権」（ジョージア州イーストレイクGC）出場条件のランク30位入りをかけて戦いの火ぶたが切られる。

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1899年に「ウェスタンオープン」として始まった大会は、現行の年間ポイントレース（フェデックスカップ）がスタートした2007年に名称を変えた。引き継いだ伝統は今も変わらず、勝者には前身大会の優勝トロフィーが贈られるのが恒例だ。

主に米中西部のコースを巡るサーキットトーナメントで、ことしはコロラド州デンバーの南、キャッスルパインズGCが会場になった。標高約1900mの高地にあるジャック・ニクラス設計の18ホールは、2006年までポイント制で争われた「ジ・インターナショナル」を開催。8130ydの長距離設定は、気圧の関係で飛距離が伸びることが考慮されるためだ。

昨年、イリノイ州オリンピアフィールズで優勝したビクトル・ホブラン（ノルウェー）は翌週のツアー選手権も制して年間王者に輝いた。ことしは第2戦進出圏外のポイントランク57位で初戦を迎えて2位フィニッシュ。連覇の可能性を残した。

松山は継続中の選手として最長の11年連続でトップ50入り。ランク8位で迎えた初戦を制して、ランク3位に浮上。初の年間王者へ絶好の位置にいる。トップのスコッティ・シェフラー、2位ザンダー・シャウフェレとの順位差は最終戦スタート時のストローク差に変わる。上位フィニッシュとなれば、さらに快挙に近づくはずだ。

年間ポイントレーストップのスコッティ・シェフラー

＜主な出場予定選手＞
ビクトル・ホブラン、スコッティ・シェフラー、ザンダー・シャウフェレ、松山英樹、コリン・モリカワ、ロリー・マキロイ、ウィンダム・クラーク、ルドビグ・オーベリ、サヒス・ティーガラ、パトリック・カントレー、イム・ソンジェ、シェーン・ローリー、トニー・フィナウ、ジャスティン・トーマス、ジェイソン・デイ、トミー・フリートウッド、アダム・スコット