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西郷真央は逆転負けで米女子ツアー初優勝ならず イン・ルオニンが地元V

◇米国女子◇ビュイックLPGA上海 最終日(13日)◇上海旗忠GC(中国)◇6672yd(パー72)

西郷真央の米女子ツアー初優勝はお預けになった。18アンダーの単独首位から2バーディ、1ボギーの「71」で回り、通算19アンダーの2位タイ。1打差の2位スタートで「64」をマークし、通算25アンダーに伸ばしたイン・ルオニン(中国)に逆転負けした。

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米ツアーで初の最終日最終組に入った西郷は、開始1番でバーディを決めたインにいきなり首位で並ばれた。前半はスコアを伸ばせず、1打差の2位でハーフターン。後半のバーディは17番(パー5)だけで、今季7回目のトップ10入りに笑顔はなかった。

中継局WOWOWのインタビューでは「ビトゥイーン(クラブの間の距離)が多く、ちょっとした運もツキもなかった。フェアウェイに置いても、なかなか気持良く振れる距離を残せなかった」と話し、フェアウェイキープ、パーオンともに失敗は2ホールのみながらスコアメークに苦しんだ。決定的なチャンスを作り切れず、「久しぶりにフルショットを打てる距離でもバーディパットを決めきれなかった」とグリーン上でも苦戦。「自分の思ったプレーができなかったのがすごく悔しかった」ともどかしさを募らせた。

この日はイン、キム・セヨン(韓国)というメジャー優勝者と最終組をともにし、「やっぱり勝負強い。決めるところでしっかり決める。自分も強い選手になれるように引き続き頑張りたい」と終盤戦への刺激にしたい。全試合に出場予定のシーズン残り6戦にむけては「ショットの精度を落とさないように、最終戦までもっていきたい」とテーマを掲げ、リードする新人賞(プレーヤー・オブ・ザ・イヤー)に向けてもスパートをかける。

地元・中国出身のインは6月にアタヤ・ティティクル(タイ)とタッグを組んだペア戦「ダウ選手権」以来となる今季2勝目、ツアー通算4勝目。個人戦では昨年のメジャー「KPMG全米女子プロ選手権」以来の勝利となった。

11アンダー5位から出た畑岡奈紗は1イーグル4バーディ、4ボギーの「70」で回り、通算13アンダーの9位でフィニッシュした。同じく5位スタートの森田遥は「73」で10アンダー17位。勝みなみも「74」と落としてイーブンパーの57位だった。

69位で最終日を迎えた渋野日向子は6バーディ、2ボギーの「68」をマーク。通算1オーバーの59位に順位を上げて4日間を完了した。

西村優菜は5オーバー72位、稲見萌寧は8オーバー76位でアジアシリーズ初戦を終えた。

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