2025年 チューリッヒクラシックofニューオーリンズ

一卵性双生児はセッティングまでそっくり? ホイゴー兄弟の場合

ラスムス・ホイゴー ニコライ・ホイゴー
ラスムス(写真右)とニコライのホイゴー兄弟の14本を比較する

◇米国男子◇チューリッヒクラシックofニューオーリンズ 事前◇TPCルイジアナ(ルイジアナ州)◇7425yd(パー72)

欧州ツアー5勝のラスムスと同3勝のニコライのホイゴー兄弟が、PGAツアー唯一のダブルス戦でペアを組む。顔立ちがそっくりな一卵性双生児の彼らだが、クラブセッティングは似ているのか? 共通点と相違点を探る。

広告の後にも続きます
広告の後にも続きます

まずは似た点から。PGAツアーのヘッドスピードの項目でともにトップ10にいる2人(ラスムスは時速123.77マイルで7位、ニコライは時速123.21マイルで10位)は、積んでいるエンジンはほぼ同じと言える。彼らは同じキャロウェイ パラダイム Ai スモーク トリプルダイヤモンド ドライバーX FORGED アイアンOPUSウェッジ、そしてダブルベンド型のホーゼル構造を持ったオデッセイのマレット型パターを使用している。

双子はギアセットまで似るのか。しかし、違いだってある。

キャロウェイのフィッターであるジョニー・トンプソン氏は話す。「ラスムスのスイングは両手が少し高く、プレーンがやや急です。ニコライはもっとフラットで、少し深い。その点が2人のセッティングに違いを生む。

ニコライはアイアンのシャフトにプロジェクトX LZを使っているため、弾道が少し高くなります。一方ラスムスは、元々の弾道が高め。彼はKBS $テーパーを使用しています」

広告の後にも続きます
広告の後にも続きます

兄弟はスイングスピードこそほぼ同じだが、スイングのプレーンやデリバリーのパターン、弾道は異なる。そのためラスムスが打ち出し角とスピン量を抑えることを重視するのに対し、ニコライはそれらを最大限高めることに重きを置く。

ニコライは言う。「僕らのスイングは全くの別物だね。クラブは“使用する人”にとって完璧でなければならない。正しいフィッティングはとても重要なんだよ」

相違点はシャフトだけではない。彼らのウェッジは同じだが、スイングがスティープなラスムスはロブウェッジに12度のバウンスを持つXグラインドを、スイングがフラットなニコライはローバウンスのTグラインドを使用する。また、ラスムスのFWが15度なのに対し、ニコライは高さを出すべく16.5度になっている。

<ラスムス・ホイゴーのギア>

ドライバー:キャロウェイ パラダイム Ai スモーク トリプルダイヤモンド(10.5度)
シャフト:三菱ケミカル テンセイ プロ ブルー 1K 60TX

フェアウェイウッド:キャロウェイ エリート トリプルダイヤモンド(3番15度、7番21度)
シャフト:グラファイトデザイン ツアーAD-VF 8TX(3番)、三菱ケミカル テンセイ AV ローホワイト 85TX(7番)

アイアン:キャロウェイ X FORGED アイアン(4番~PW)
シャフト:KBS $テーパー130

ウェッジ:キャロウェイ OPUSウェッジ(52、56度、60-12X)
シャフト:KBSウェッジ130X

パター:オデッセイAi-ONE ミルド8T DB

ボール:キャロウェイ クロームツアーX

<ニコライ・ホイゴーのギア>

ドライバー:キャロウェイ パラダイム Ai スモーク トリプルダイヤモンド(10.5度)
シャフト:藤倉コンポジット ベンタス TR ブラック7X

フェアウェイウッド:キャロウェイ エリート3HL(3番16.5度)、テーラーメイド ステルス2(7番21度)
シャフト:三菱ケミカル テンセイ プロ ホワイト 1K80TX(3番)、三菱ケミカル テンセイ プロ 1K 80TX(7番)

アイアン:キャロウェイ X FORGED アイアン(4番~PW)
シャフト:プロジェクトX LZ 6.5

ウェッジ:キャロウェイ OPUSウェッジ(50、56度、60-6T)
シャフト:プロジェクトX LZ 6.5

パター:オデッセイAi-ONE ジェイルバードミニ

ボール:キャロウェイ クロームツアーX

(協力/ GolfWRX, PGATOUR.com)

この大会の画像をすべて見る
広告の後にも続きます
広告の後にも続きます
広告の後にも続きます

アクセスランキング

  • 総合
  • ツアー
  • レッスン
  • ギア情報

SPECIALコンテンツPR

特集記事PR

こちらもおすすめ

GDOサービス

GDOのサービス