2025年 ザ・プレーヤーズ選手権

ベイヒルで複数の1Wをテストするシェフラーを目撃 次なるギア変更の兆候か

2024年 ヒーローワールドチャレンジ 最終日 スコッティ・シェフラー
「Qi10」を愛用するシェフラー(David Cannon/Getty Images)※写真は24年「ヒーローワールドチャレンジ」

“アーニー”が愛したベイヒルでは、多くの選手のギア変更がヘッドラインを飾った。シグニチャーイベント「アーノルド・パーマー招待」ではロリー・マキロイ(北アイルランド)がバッグの中身を一新。最終ラウンドで古いセットアップに戻したが、この週を通じてギアを180度変更したのは彼だけではない。セップ・ストラカ(オーストリア)も第1ラウンドでオデッセイ Ai-ONE MILLED JAILBIRD MINIのパターを試した後、信頼のおけるストロークラボ タートルにすぐに戻している。

シェフラーにギア変更の兆し?

スコッティ・シェフラー
複数のドライバーをテストしていた(Alistair Cameron/PGA TOUR)

世界ランク1位のスコッティ・シェフラーはベイヒルでギアのテストを行った。当地では昨年、ワールドワイドで9勝を挙げる原動力となったテーラーメイド スパイダーツアーXにパターを変更。今回は練習レンジで複数のテーラーメイド Qi35ドライバーを試打しつつ、実戦で使用しているQi10ドライバーとの結果を比較する姿が目撃された。

サンプル数は少ないながら、シェフラーは24年にツアー2位だったトータルドライビングのランキングを今季は130位に落としている。ティからグリーンにかけて最も圧倒的なプレーを見せてきた選手としては、顕著な落ち込みようである。

昨年のパター変更以降は、猛烈な快進撃の中でもバッグの中身は一貫していた。しかし、ツアー13勝のシェフラーは今年2月の「ジェネシス招待」で新しい7Wを投入。一部の人々を驚かせた。果たしてこれは今季初優勝を目指すシェフラーが、さらなるギア変更に踏み切る兆候と言えるのだろうか? 新たな1Wへの変更はなかったとしても、ボール変更はあるかもしれない。今週は大会3連覇がかかる「プレーヤーズ選手権」を前に2025年モデルのタイトリスト プロV1ボールの試打もしている。

コナーズがプロトタイプパターを使用

コーリー・コナーズ
パターを替えたコーリー・コナーズ (Mike Ehrmann/Getty Images)

ボールストライカーのコーリー・コナーズ(カナダ)は昨季、ツアーにおけるストロークゲインド(SG):オフ・ザ・ティと、SG:アプローチの両方でトップ10入りした。しかし、PGAツアーでのキャリアを通じて、コナーズは一度もグリーン上のスタッツでトップ100入りを果たしてない。ショットの実力にパッティングが追い付くべく、「アーノルド・パーマー招待」ではドラスティックなパター変更に踏み切った。

「これは僕にとって新しい見た目だね。初めて握ったときは、あまりの違いに少し落ち着かない感じがした。でも、今の僕にはとても良い見た目だし、自信を持てるようになったよ」

コナーズはここ数年にわたり“アンサー”ホーゼル(ピンで言うところの標準的なプランバーネック)に装着されたマレット型のピン PLD タインを使用してきたが、今回はプロトタイプでセンターシャフト仕様のピン PLD アリー ブルー オンセットに乗り換えた。

ピンのツアーレップ、ディラン・グッドウィン氏は「(コナーズは)オンセットが彼にこれまでとは異なるアライメントのきっかけを与えることに興味を示しました。ホーゼルを戦略的に配置することで、最適なトウハングが実現し、彼の自然なローテーションやクセと合うようになったのです」と述べている。

コナーズは同大会でラッセル・ヘンリーコリン・モリカワに次ぐ3位に入り、2025年「全英オープン」の出場権を獲得。グリーン上でもフィールド中のランキングで13位に入る進歩を見せた。

ベイヒルの記録を更新したブラッドリー

キーガン・ブラッドリー
キーガン・ブラッドリーはパターを変更した(Mike Ehrmann/Getty Images)

大会最終日の前半に「29」をたたき出したキーガン・ブラッドリーは、同コースのフロントナイン歴代最少スコアを更新した。支えとなったのはアップデートされたパター。これまで11年物のオデッセイ VERSA JAILBIRDに頼ってきたが、ベイヒルでAi-ONE CRUISER JAILBIRDに乗り換えた。

この変更によりインサートをオデッセイのホワイトホットプロから、人工知能によりフェース全域で一貫したボール速度を促進するAi-ONEへとスイッチした。

「僕は最終ラウンドの1番と2番で素晴らしいパーパットを決めた。あれで勢いづくことができたんだ」とブラッドリー。また、2023年4月にリリースされたオリジナルモデルのテーラーメイド BRNR ミニ ドライバーも実戦投入した。

アーニーの場所で散見された新ギア

ベイヒルにおいて、ピンのパターを使ったコナーズの好プレーは、同社に関する唯一のニュースではなかった。ピンはスコッツデールパターの新シリーズを発表し、選手たちが試打できるよう、現地に持ち出した。この新パターには打感と安定性を向上させるため、スニーカーのテクノロジーに着想を得たフェースインサートが搭載されている。スコッツデールシリーズは、CRAZ-Eプライムタイン4プライムタインCオスロ3アンサーアンサー2Dアンサー4B63、そしてDS72の9モデルで構成される。

また、ピンは、ゴルファーが自分のプレーに最適のパターを見つけ出すために開発されたフィッティングツールである、ウェブフィットパターのアプリを発表。昨年リリースされたウェブフィットウェッジのアプリと同様に、このソフトウェアはゴルファーが迅速かつ簡単に自分のストロークに最適なピンパターを見つけ出すことを可能にする。

コブラとプーマゴルフは例年通り、ウェアとクラブのラインアップでパーマーの功績を称えた。コブラはゴルフ界の伝説的アイコンにインスピレーションを受け、限定版のアーノルド・パーマー DS-ADAPT ドライバーを発表。このクラブはクラウンとソールにパーマーのトレードマークである傘マークがあしらわれており、シャフトとヘッドカバーも特別版となっている。

コブラの新契約選手であるマックス・ホマも、オーランドにてアーニーにインスパイアされた特別版のウェアをまとった。ホマは傘マークの入った帽子と靴も着用し、パーマーへのオマージュが散りばめられたカスタムスタンプ付きのスタッフバッグを使用。「これはイカすね。バッグはかなりカッコいい。こういった大会で、こんなに楽しいものを披露できるのは最高だ」と話した。

(協力/ GolfWRX、PGATOUR.com)

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