「3Mオープン」リーダーボード
2024年 3Mオープン
期間:07/25〜07/28 場所:TPCツインシティーズ(ミネソタ州)
パター変更のティーガラ 予選通過が一度もない「3Mオープン」で好発進
サヒス・ティーガラは25日に開幕したTPCツインシティーズでの「3Mオープン」を新たな姿勢で臨んでいる。過去3度出場して一度も予選通過できていないコースでのリベンジを目論む26歳は今週、これまでスタメンとして活躍してきたパターを下げて新しいパターを投入。初日に5アンダーの「66」をマークし、6位の好発進に成功した。
実戦投入して18ホールを回ったティーガラは「8、9年ほど同じパターを使ってきたんだ。使わない期間も何度かあったけれど、ちょっとベンチに下げる、みたいな感じでね。今週もそれと同じで、ちょっとベンチに下げたんだ」と述べた。バッグから契約をするピンの「カーステンTR 1966アンサー2プロトタイプ」を抜き、代わりに同社の「PLD タインS プロトタイプ」を使用している。
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「ただ単に何か違う物を使えば面白いのでは、というのを見てみたかったんだ。これは、僕のいつものパターとはかなり違うからね。僕はこれで十分な量の練習ストロークを重ねてきたんだ。膨大な練習量というわけではないけれど、感触は良いよ」とティーガラ。
ピンのPGAツアーレップ、ディラン・グッドウィンによると、新旧2つのパターは長さとバランスの2点が大きく異なっているとのこと。「今週、彼はこれまで我々があまり試してこなかったカウンターバランスを調整して試したがっていました。これまで37インチのパターでプレーしてきていて、今回は重めで長いグリップを装着した38インチのパターを組み上げ、エースパターよりも重いモデルでテストしました」とPGATOUR.COMに述べた。「彼はPLDタインSの簡単なアライメント機能とパターがもたらす安定感を気に入っています」
目下、ティーガラはフェデックスカップランキング7位につけており、プレーオフ最終戦のイーストレイクまで問題なくたどり着けるであろうが、彼の選手仲間と同様、自身を次のレベルに押し上げる術を模索している。今大会前、ティーガラはPGAツアーにおける全体的なパッティングの平均のランキングは56位。昨年はこのランキングで5位だった。
「彼は躊躇(ちゅうちょ)なく、月曜から水曜にかけて、全く異なるパターを使いつつ、木曜の競技でいつもの実戦モデルに戻すことができます。それにより、またアンサー2と恋に落ちるんだと言っています」とグッドウィン。
しかし、召集された新パターは、驚きのデビュー戦で見事に機能した。ティーガラは出だしのパー4の10番で23フィート(約7m)のバーディパットをねじ込むと、16番と18番でもバーディを奪ってハーフターンし、5番と6番で連続バーディを決めた。ボギーフリーのラウンドを完遂したのである。
(協力/ GolfWRX, PGATOUR.com)