ピンで最も寛容性の高いドライバー 「G430 MAX 10K」を徹底解析
カーステン・ソルハイムにより、寛容性が高く、簡単に打てるゴルフクラブの設計をコンセプトに約65年前に創立されたピンが、これまでで最も慣性モーメント(MOI)が高く、最も寛容で真っ直ぐ飛ぶドライバーである「G430マックス 10K(テンケイ)」を発表したことにより、その終わることのない追求を継続させた。
ピンのCEO兼会長であるジョン・K・ソルハイムは、「我々の新しいG430 MAX 10Kは、G430ドライバーのファミリーの一員となりましたが、これは我々がこれまで製造したなかで最も寛容性の高いドライバーという称号を手にしました。名称にある“10K”とは、合計MOIが記録となる10,000g/cm2を超えたことにちなんでいます。これは我々のG430ドライバーラインにとって、ゴルファーに技術革新が満載されたもう一つのカスタムフィッティングのオプションを提供する素晴らしい補強です。これは、パフォーマンスを証明してきた『G430 MAX」』から多くを引き継いでいますが、固定バックウエートや、より大型のヘッド形状とカーボンフライ・ラップ クラウンなど、設計という観点からは色々な意味で異なっており、それぞれが新たなレベルの寛容性に寄与しています」と述べた。
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460ccの複合素材ヘッドに搭載されたタングステン製の固定バックウエートは、重量を下部後方に押しやり寛容性を増すことで記録的なMOIの実現に貢献しており、同時に重心位置の最適化、スピン量の軽減、そして飛距離アップのためフェース全域でボール初速を維持することに役立っている。より重くなったバックウエート(28グラム)は、カーボン・ラップ クラウン(13グラム)による5グラムの軽量化により実現し、全てのゴルファーの求めるパフォーマンスに見合った精度と飛距離のパワフルなコンビネーションを生み出すのである。
ピンによるこれまでで最大のヘッド形状は、USGAに適合するヒールからトウ、そしてフロントからバックの寸法ギリギリのサイズであり、これにより外周の重量配分は拡張され、容積をリミットの460ccに留めながら、寛容性を向上させている。より大型で自信を感じさせるヘッドは、ゴルファーがターゲットに対してスクエアに構えやすくなっており、G430 MAXよりミュート感が少なく、若干大きめの打音を生み出すことで、さらにパワフルで満足感のあるティショットの感覚をもたらす。
ピンのエンジニアたちは、G430 MAX 10Kで鍛造T9S+チタンフェースを薄くすることで、G430ドライバーファミリーのフェーステクノロジーを進化させた。シャローなフェース高と可変フェース厚(VFT)は、速いボール初速を確かなものとをするため、屈曲に対して最適化されている。可変フェース湾曲部分のイノベーションであるスピンシスタンシーは、フェース全域でスピン量の一貫性を生み出し、ミスヒットに対して適正なスピン量を実現することで、飛距離と精度の向上につなげている。
全体的な重量が軽量化された「G430 MAX 10K HLドライバー」は、従来的な重量のクラブではスイングスピードが比較的遅くなり、十分なヘッドスピードとボール初速が生み出せないゴルファーに対して、記録的なMOIなど、スタンダードモデルのテクノロジーとパフォーマンスの全てをもたらす。これはカスタム製造され、組み上げられるクラブであり、長さは46インチ、軽量化されたバックウエート(19グラム)、超軽量シャフト(ピン アルタクイック35/45)およびグリップ(ラムキンUTxライト41グラム)が装着されている。全体の重量が軽くなっているため、ゴルファーはより速くスイングすることでボール初速アップ、高弾道、キャリー飛距離の向上を実現しつつ、より真っ直ぐ飛ぶティショットを打てるようになる。ロフトオプションは、9度、10度、12度の3種類となっている。
(協力/ GolfWRX, PGATOUR.com)