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2022年 全米プロゴルフ選手権
期間:05/19〜05/22 場所:サザンヒルズCC(オクラホマ州)

シンプソンのアイアン変更が全米プロで奏功

メジャーの週に大幅な用具の変更を行うのは珍しいが、「全米プロゴルフ選手権」ではウェブ・シンプソンがこれで成果を挙げた。

シンプソンはサザンヒルズCCでの初日に1アンダー「69」をマークした。これは強風が吹き荒れたオクラホマのコースにおける秀逸なラウンドの一つだった。彼は新しいアイアンセットである、タイトリストT100でこのスコアをたたき出した。

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「今日は自分の知っているゴルフをプレーすれば良い感じだった。異常な感じはしなかったね。驚きではなかったよ。でも、本当にタフなコンディションの中で、良いスタートを切れてとてもありがたく思っている」と、2012年「全米オープン」、2018年「ザ・プレーヤーズ選手権」を制覇するなど、PGAツアーで7勝を挙げているシンプソンは語った。

フェデックスカップで141位としてメジャーを迎えるなど、今季はシンプソンにとって難しいシーズンとなっている。彼はこれまで強みとしてきたアイアンショットで苦しんできた。彼は2015年から2020年まで6季連続してトップ25圏内を堅持してきたストローク・ゲインド:アプローチ・ザ・グリーン(グリーンを狙ったショットのスコア貢献度)のランキングを、今季は84位としている。

キャリアのほぼ全体を通じて軟鉄鍛造のマッスルバックアイアンを使用してきたシンプソンは、今週、ついにキャビティバックのタイトリストT100にアイアンを変更した。T100アイアンは鍛造アイアンであり、アドレスではブレード型のように見えつつ、キャビティバックの持つ寛容性の高さを利用する設計となっている。

「自分のキャリアで、これまで何度か短い期間ブレード型ではないアイアンを使ったことはあったけれど、その回数はそこまで多くはなかったね」と、これまでタイトリスト620MBを使ってきたシンプソンは述べた。

「このところ、アイアンの調子は今ひとつだった。グリーンを狙うショットは、これまで僕の強みだったのに、今年は弱点となってしまい、ラフからのショットにも苦しんできた」

「僕はずっと、このアイアンはラフからのショットにより優れていて、飛距離のコントロールも良く、ミスヒットにもより優れていると聞いてきたので、僕はちょっと頑固になっていたのだと思うけど、ついにその言葉に耳を傾けたんだ。これはとても気に入っているよ。見た目はそれまで僕が使ってきたやつとそこまで変わらないけれど、これまでのところ、良い結果が得られているね」

シンプソンのキャディ、ポール・テソリはシンプソンが5月「ウェルズファーゴ選手権」で予選落ちした際、将来的なアイアンの変更を勧めた。彼らは、ホームコースであるシャーロットのクエイルホロウで新しいクラブを試してみた。シンプソンは、誰かにあげていてもおかしくなかったその新しいアイアンセットをガレージの中で発見したのである。

「僕は使わないセットは友人にあげているんだ」と、シンプソンは言った。「僕はタイトリストのために評判を広めようとしているんだよ。だから、友人にあげていてもおかしくなかったのだけど、ガレージで見つけたので、引っ張り出してきて打ってみたら、計測値はどれも良くなっていたんだ」

「ただ、実戦投入するかどうか、自分でも定かではなかったので、両方持ってきたんだ。僕にとって一番大きなのは、上から見たときの見た目が良いことで、それをクリアすれば、あと僕が気にするのは、(データの)数字とラフでどのようなパフォーマンスをするかなんだ。今のところ、(新しいアイアンセットは)試験に合格したよ」。全米プロゴルフ選手権は2022年最上位となる20位でフィニッシュした。

(協力/ GolfWRX, PGATOUR.com)

情報提供:PGA TOUR
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